知って楽しんでもらいたい【三島響初段インタビュー】
今回はイベントやYouTubeで活躍中の三島響初段にインタビューしました。『新しい方々に囲碁を知ってほしい』『楽しんでもらえることが一番』と語る三島初段。これまでの軌跡に加えて、プライベートやファンとの交流で心掛けていることなど、話題盛りだくさんでお送りします!
ずっと続けていたい
――囲碁を始めたキッカケを教えてください。
「関西棋院の1階がガラス張りのこども教室になっていて、たまたまそこを通りかかり、子供達が楽しそうに何かをしているのを見て『やりたい』と母に言ったみたいです。囲碁を始めたのは5歳の終わり頃です」
――いつ頃、プロを意識されましたか?
「最初、子供教室に週1回、朝の2時間のみで始めましたが、そこから丸1日、週2回と増えていき、その頃は楽しくて続けていました。小学3、4年生の頃に、父に『囲碁のプロを目指したい』と言ったみたいです。囲碁が楽しくて、ずっと続けていたかったので『棋士になるしかないか!』と。当時はそういった気持ちだったと思います」
――関西棋院の院生制度とプロになる仕組みを簡単に教えてください。
「関西棋院は子供教室があり、その上に高等部、さらに上に院生があります。院生は10級(アマ6段クラス)から始まり、女性の場合は2級に昇級するとプロになれます。また、誰もプロになれなかった年には入段リーグ(参加資格は院生の上位)というものが行われ、男女1名ずつがプロになれる仕組みもあります。私は入段リーグでプロになれましたが、一局一局が重かったですね」
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