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六浦、一瞬の逆転劇【第33期竜星戦】

 六浦雄太八段は9期目の本戦出場。5回戦から出場し、5連勝で10回戦進出を決めた。迎え撃つ結城聡九段は29期目の本戦出場。
 中盤の戦いで結城が少しずつポイントを積み重ね、主導権を掴みかけていたのだが、勝負所でまさかの失着が出てしまう。そのチャンスを捉えた六浦が、一瞬のうちに勝利をさらっていった。
 解説は関航太郎九段。


〈第33期竜星戦本戦Hブロック・10回戦〉
黒 六浦雄太八段 白 結城聡九段

結城九段(左)と六浦八段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―30

 六浦の先番。左上は黒5とカカっただけで手抜きを続け、他の大場に先行する。
 白20、22はサバキの常套手段。これに対する黒の応手はいくつかあり、黒23の二段バネもその一つだ。
 「白24では1図の白1から5と進出する打ち方もありますが、実戦の進行のほうが普通です」と関九段。

1図

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