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第59回碁界の礎百人―日本棋院新会館完成【有光次郎】

 昭和40年代に入ってすぐ、日本棋院会館新建設の企画が具体化する。港区高輪の日本棋院東京本院は緑に囲まれ、環境こそ申し分ないが、棋士や職員が増えているので木造二階建てではあまりにも手狭だ。そこで千代田区五番町7の2に土地を確保し、地上八階地下一階の近代的ビルディングを作ることにした。

日本棋院会館入場式のテープカット。ハサミを入れたのは石坂泰三
新会館の特別対局室「幽玄」。川端康成の筆による掛け軸から命名

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