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【令和6年度冬季採用棋士】柳井一真さん、陳柏劭さんが入段

 9月30日から11月18日に「令和6年度冬季棋士採用試験」が日本棋院東京本院で行われ、柳井一真さんと陳柏劭さんが入段を決めた。公式戦の手合には令和6年1月から参戦する。(冬季棋士採用試験の結果はこちら

柳井一真(やないかずま) 

 平成18年5月26日生、神奈川県出身、藤澤一就八段門下。平成30年4月期より院生。冬季採用試験を15勝0敗で1位通過。

 ――入段が決まった時の感想を教えてください。
 「安心しました。世界で戦える棋士になりたいです」

 ――囲碁を覚えた年齢やきっかけは?
 「小学校1年生の時、祖父の遊ぶ相手が務まれば楽しいかも、との母の勧めで近所の囲碁教室に通い始めたのがきっかけです」

 ――普段はどこで勉強していますか?
 「家で勉強することが多いです。週に2、3回、師匠(藤澤八段)が開く囲碁道場に通っている仲間や棋士の先生方と勉強します」

 ――棋風と憧れの棋士を教えてください。
 「手厚く地に辛い棋風です。憧れの棋士は井山裕太先生です」

 ――最後にアピールしたいことなど一言お願いします。
 「常に上を目指して頑張ります」


陳柏劭(ちんはくしょう)

 平成15年10月21日生、台湾出身、潘善琪八段門下。平成26年10月期より院生。冬季棋士採用試験は12勝3敗で2位通過。

 ――入段が決まった感想を教えてください。
 「日本に来て9年、ついに叶った夢なので本当に嬉しいです」

 ――将来の目標は?
 「手合で勝てるように一生懸命打ちます。タイトルをとれるような棋士になりたいです」

 ――囲碁を覚えたきっかけは?
 「6歳の時です。幼稚園の時に初めて出た囲碁大会で優勝したことが囲碁を覚えたきっかけです」

 ――普段はどのように勉強をしていますか?
 「洪道場で週6日勉強しています。師匠の潘善琪先生と週2日で対局します」

洪道場とは、関西棋院所属の洪清泉四段が総師範を務める道場。一力遼棋聖や芝野虎丸名人など有望な若手を輩出している。

 ――棋風と憧れの棋士を教えてください。
 「勝負を後半戦に持ち込み、チャンスを狙うスタイルです。憧れの棋士は中国の柯潔九段です」

 ――囲碁以外の好きなことを教えてください。
 「バスケットボール、野球、カラオケ、読書、アニメです」

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