見出し画像

芝野、白星スタート【第49期棋聖戦リーグ】

Sリーグ

 第49期棋聖戦(主催・読売新聞社)は、序列最上位のSリーグが先週5月2日に開幕、井山裕太王座が勝利を収めている。9日には芝野虎丸名人―許家元九段戦が日本棋院東京本院で行われ、芝野が黒番中押し勝ちした。
 4月は大きな対局で負けが続いた芝野だが、5月に入り、4日は第3回テイケイグループ杯俊英戦決勝三番勝負第2局で関航太郎九段を破って優勝を決め、6日の第49期碁聖戦準決勝では酒井佑規五段に勝って決勝進出を果たしている。そして本局勝利だ。調子を上げてきた。

難解な競り合いを制した芝野
初戦を落とした許

Aリーグ

 同日、Aリーグは伊田篤史九段―富士田明彦七段戦が東京本院で行われ、伊田が黒番2目半勝ちした。伊田はこれで2勝2敗、星を五分に戻した。富士田は勝てば3勝1敗で暫定首位の林漢傑八段に並んだが、2勝2敗に。

変化につぐ変化となった伊田(右)と富士田の一戦

Bリーグ

 同日、関西棋院ではBリーグ1組の村川大介九段―平田智也八段戦があり、結果は村川が黒番1目半勝ちした。村川は3勝1敗となり、3連勝で暫定首位の志田達哉八段と小山空也六段に勝ち星では追いついた。

細碁となった村川(左)と平田の一戦

ここから先は

0字

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!