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第71期王座戦五番勝負第4局・棋譜解説

 11月30日に「第71期王座戦五番勝負第4局」(主催・日本経済新聞社)が、山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われた。井山裕太王座が中盤で主導権を握り、挑戦者の余正麒八段に勝利した。「王座の怪力、恐ろしいほどの攻めでした」と解説の首藤瞬八段。早速、本局を振り返って頂こう。(対局の模様はこちら

YouTubeと「幽玄の間」解説を務めた首藤八段

第71期王座戦五番勝負第4局
黒番:井山裕太王座 白番:余正麒八段
主催  :日本経済新聞社
賞金  :1400万円
対局会場:山梨県甲府市「常磐ホテル」
立会  :王銘琬九段
記録  :伊藤優詩五段池本遼太三段
新聞解説:鈴木伸二八段
「幽玄の間」解説、YouTube解説首藤瞬八段
持ち時間:各3時間、5分前より秒読み
第1局:10月20日 井山王座、白中押し勝ち
第2局:10月27日 余八段、白中押し勝ち
第3局:11月14日 余八段、黒中押し勝ち
第4局:11月30日 井山王座、黒中押し勝ち
第5局:12月8日 神奈川県秦野市「陣屋


〈第71期王座戦五番勝負・第4局〉
 井山裕太王座 白 余正麒八段

※最終譜のあとに棋譜再生機能があります

第1譜(1―36)「間合い図る」

 〈第1譜〉黒番は井山王座。序盤は黒21、23と下辺の白にプレッシャーをかける展開に。黒29のハネ出しに白30から34と力強く反発した瞬間が分岐点。「黒35と形を重視した打ち方は井山さんらしい」と首藤八段。

参考図1

 〈参考図1〉黒1、3と反発するのも想定された進行。ただし、白4以下と脱出され、左下と中央の黒が危うい姿となり、難しい戦いとなる。

初手を打ち下ろす井山王座

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