マガジンのカバー画像

日本棋院創立100周年連載『碁界の礎百人』~まとめ

102
今年7月に大きな節目となる日本棋院が創立100周年を迎えるにあたり、。今日までの日本棋院、そして囲碁界100年の足跡を振り返った連載をまとめました。 (※注1)アーカイブ第67…
運営しているクリエイター

記事一覧

連載『碁界の礎百人』一覧

 日本棋院は、大倉喜七郎男爵のご支援のもと、1924年(大正13年)東京麹町区永田町(当時)の…

第103回碁界の礎百人―不惑の高尾紳路、井山裕太を破り名人に【高尾紳路③井山裕太④…

 本因坊戦11連覇、棋聖戦9連覇という輝かしい記録を持つ井山裕太だが、初めてのビッグタイト…

220

第102回碁界の礎百人―井山裕太、棋聖戦の快進撃【井山裕太③山下敬吾②】

 本因坊戦に続いて、井山裕太の棋聖戦での快進撃を紹介しよう。順に年、期、相手、勝敗である…

220

第101回碁界の礎百人―井山裕太、本因坊戦11連覇達成【井山裕太②高尾紳路②】

 2009年、20歳の井山裕太が張栩を破って名人位に就いて以降、本因坊戦や棋聖戦でも快進撃を続…

220

第100回碁界の礎百人―異色の棋士・坂井秀至、碁聖を獲得【張栩④坂井秀至①】

 異色の棋士といえば坂井秀至にとどめを刺す。兵庫県三田市の医師の父の影響で碁を始め、佐藤…

220

第99回碁界の礎百人―大阪で号外、20歳井山裕太が名人に【張栩③井山裕太①】

 山下敬吾、張栩、羽根直樹、高尾紳路の平成四天王時代がまだまだ続くと思われたとき、日本棋…

220

第98回碁界の礎百人―平成四天王出揃い、高尾が本因坊に【張栩②高尾紳路①】

 平成四天王――山下敬吾、羽根直樹、張栩、高尾紳路の中でやや出遅れたのが高尾だった。しかし平成17年(2005)、高尾は本因坊戦の挑戦者に名乗りを上げると、たちまち第3局まで3連勝。第4局こそ敗れたものの、第5局を制し、初のビッグタイトルを獲得した。  高尾の師は藤沢秀行名誉棋聖。本因坊になった2日後、藤沢の自宅にうかがって、こういわれた。「この碁が半目勝ちになるかねえ。胃が痛くなったよ」。その第5局を紹介しよう。 

¥220

第97回碁界の礎百人―結城聡、千載一遇の好機=棋聖位を逃す【羽根直樹①結城聡①】

 平成16年(2004)、平成四天王同士による初タイトル戦が棋聖戦で実現した。山下敬吾棋聖VS.…

220

第96回碁界の礎百人―張栩本因坊、名人位も併呑【依田紀基②張栩①】

 前回に触れたように、平成15年(2003)はタイトル戦線の大きな転換点だった。平成四天王と呼…

220

第95回碁界の礎百人―24歳山下敬吾、棋聖戦を制してトップに【王立誠②山下敬吾①】

 平成15年(2003)は大げさに表現するなら、碁界の転換点だった。平成四天王と呼ばれるように…

220

第94回碁界の礎百人―55歳加藤正夫、23年ぶりの本因坊【加藤正夫⑦王銘琬①】

 本因坊戦は平成元年(1989)から10年まで、趙治勲が10連覇の大記録を達成したあと、タイトル…

220

第93回碁界の礎百人―依田、打倒趙を果たして名人に【依田紀基①趙治勲⑫】

 趙治勲、小林光一の天下を受け継ぐのは誰か。様々な若手が名乗りを上げた。棋聖における小林…

220

第92回碁界の礎百人―若手進出、揺れる世紀末のタイトル戦線【趙治勲⑪王立誠①】

 20世紀が終わろうとするころ、タイトル戦線も大きく揺れ動く。まず平成11年(1999)の本因坊…

220

第91回碁界の礎百人―ベテラン工藤紀夫の快挙、57歳で天元に【工藤紀夫①柳時熏①】

 天元戦は毎年のようにベテランと若手の対決が繰り広げられた棋戦である。平成元年(1989)からベテラン林海峰が趙治勲、小林光一、加藤正夫、山城宏、片岡聡らを破って5連覇を達成。しかし平成6年、林は23歳の柳時熏に屈して6連覇ならず。柳は続いて小林光一、林を降して3連覇。そして平成9年、柳は57歳の工藤紀夫を挑戦者に迎えた。  「すべてにツキがあって」と工藤はいう。天元戦トーナメントで負かした相手がすごい。1回戦から趙治勲、大竹英雄、武宮正樹、挑戦者決定戦では加藤正夫。こうした

¥220