芝野十段、2勝目掴む【大和ハウス杯第62期十段戦五番勝負・第3局】
4月4日に「大和ハウス杯第62期十段戦五番勝負」(主催・産経新聞社)の第3局が、長野県大町市「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」で行われた。芝野虎丸十段が井山裕太王座に白中押し勝ちし、2勝1敗とした。第4局は4月15日に大阪府「日本棋院関西総本部」で行われる。(棋譜解説は明日の10時公開)
芝野十段のインタビュー
――一局の感想をお願いします。
「序盤から経験のない形で判断できずに打っていました。中盤も形勢に自信があった訳ではありませんが、中央のポン抜きを打てた辺り(122手目)で少し形勢が良くなったかなと思いました」
――先に、秒読みに入ってからのヨセ勝負になりました。
「ある程度自信をもって打っていました。ただ、(後半戦で)追い上げられたと思うので、最後勝てたのは運が良かった部分もあったかなと思います」
――次局への抱負をお願いします。
「結果はあまり気にせず、次も精一杯頑張っていきたい」
井山王座のインタビュー
――本局を振り返って頂いて、形勢が悪くなった局面は?
「ポン抜かれた(122手目)のは予定の行動ではなかったので、その前でもう少し丁寧に打たなければならなかった。ただ、ポン抜かれる前の時点でも、形勢に自信があった訳ではありません」
――次への意気込みを教えてください。
「良いコンディションを作れるように、精一杯やりたいと思います」
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