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川口さん(東大)史上3人目の連覇【学生王座戦全国大会】

 第22回全日本学生囲碁王座戦(主催・日本経済新聞、株式会社パンダネット、全日本学生囲碁連盟)の全国大会リアル本戦(対面対局)が12月16、17日に日本棋院東京本院で開催された。
 11月26日にインターネット本戦があり、全国8地区の代表とシード選手、合わせて32名が出場。4ブロックに分かれて3回戦行われ、2勝者がリアル本戦へ、2敗者が敗退している。
 リアル本戦は16名によるトーナメント戦。
 決勝は学生四冠の川口飛翔さん(東京大3年)と初の学生タイトルを目指す北芝礼さん(名古屋大2年)の対戦。両者はネット本戦で対戦があり、そのときは北芝さんが勝利している。
 決勝の結果は川口さんの白番中押し勝ちとなり、2年連続優勝となった。連覇は2006、07年の村上深さん(中央大、現ネット棋聖)、20015、16年の大関稔さん(専修大、現アマ名人・アマ本因坊)に続く史上3人目だ。
 「どの碁も内容は苦しく、相手のミスに助けられました」と川口さん。続いて、「世界学生王座は昨年2位だったので、今度(来年2月に開催予定)は優勝を目指したい。井山先生(井山裕太王座)との記念対局も頑張りたい」と抱負を述べた。
 川口さんは昨年の学生王座戦から全ての学生個人戦タイトルを獲得(学生最強位戦初優勝、学生本因坊戦連覇、学生十傑戦初優勝)。今回の優勝で2巡目に突入しただろうか。この勢いで初の世界タイトル獲得、井山王座からの勝利を目指す。

インターネット本戦を勝ち上がった16名が集合。対面対局を行った

〈第22回全日本学生王座戦全国大会・決勝〉
黒 北芝礼(名古屋大) 白 川口飛翔(東大)

棋譜再生はこちら

〈第1譜〉1―100


〈第2譜〉1―78 通算101―178

178手完、白中押し勝ち

決勝戦。川口さん(左)が北芝さんに王者の風格を見せた

 3位決定戦も行われ、五十嵐成也さん(東北大)が古川恭正さん(京都大)に勝利した。

ベスト4で記念撮影。左から③五十嵐①川口②北芝④古川の各選手

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