藤沢、奪還 連勝で決める【第35期女流名人戦博多・カマチ杯三番勝負第2局】
藤沢里菜挑戦者の先勝で迎えた第35期女流名人戦博多・カマチ杯(協賛・一般社団法人巨樹の会、株式会社トータル・メディカルサービス、株式会社メディカルテンダー)三番勝負第2局。4月17日、日本棋院東京本院で打たれ、藤沢女流本因坊が上野愛咲美女流名人を黒番中押し勝ちで破りシリーズ2連勝、前期に取られたタイトルを奪還した。上野は初防衛失敗。
藤沢はこれで6度目の女流名人獲得となり、通算獲得数で並んでいた青木喜久代八段を抜き、歴代単独2位となった(1位は謝依旻七段の9期)。
第2局の陣容は以下の通り。
碁は藤沢が優勢に。上野の失着もあり、藤沢勝勢となった。上野は全力で粘り、難しくしたが、藤沢の判断のよさが光った。16時54分、上野投了。
手数は197手。消費時間は黒2時間58分、白2時間52分。
シリーズを終えて
藤沢「この碁は反省がありますが、自分の力は出せました。来期、レベルアップした状態で臨みたいと思います」
上野「第1、2局とも相手が強かった。このシリーズの反省を活かし、目の前の目標としては世界戦を頑張りたいと思います」
※棋譜解説は近日、公開
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