【日本女子囲碁リーグ】万波奈穂四段インタビュー【チームセンコーグループ】
日本女子囲碁リーグの「チームセンコーグループ」(スポンサー:センコーグループホールディングス株式会社)の万波奈穂四段にインタビュー。本棋戦への意気込みからプライベートの話まで、盛りだくさんでお届けします。
――今大会の意気込みを教えてください。
「まさか選んでもらえるとは思っていなかったのですが、折角選んで頂けたからには、チームの足を引っ張らないように精一杯頑張りたい」
――注目している棋士は?
「高山さん(希々花初段)。デビュー戦で奥田あやさんに勝たれていて、碁を見ても本当に強い。私も団体戦で打つ可能性があるので、もし当たったら楽しみです。後は大森らんちゃん(二段)。子供の頃に広島で打ったことがあり、成長を見守ってきました。プロになられてから打ったことがないので、らんちゃんとも対戦できたら、嬉しいです」
――囲碁とは?
「5歳から始めているので、囲碁歴は30年以上。囲碁を通して、いろいろな方々に出会ったり、業界と接点を持てたので、私の中の世界が本当に広がりました。私の人生を豊かにしてくれたものが囲碁なのかなと思います」
――ファンの方へ一言お願いします。
「上野愛咲美さん、牛栄子さん、井澤秋乃さんと素晴らしいメンバーの中に入れて頂けました。足を引っ張らないように、こっそり吉原監督(由香里六段)にネット碁で週2回ほど特訓をしてもらっています。本番で成果も出せるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」
プライベート編
――棋風を教えてください。
「地に辛くて戦いを好まない棋風。ただ、周りの女流棋士の方は、戦いが好きな方が多くて、最近は自分からも戦いを仕掛けるようになりました。後、主人の伊田(篤史九段)が力戦派なので、割と影響を受けているかもしれません。攻めか守りかで言えば、シノギの方が好きです」
――好きな食べ物は?
「辛いものですね。具体的には火鍋などが好きです」
――嫌いな食べ物は?
「トマトだけが嫌いですね。最近、娘に『何でも食べなさい』と言っている手前、自分も食べないといけません……。私がトマトを避けようとすると『なんで(トマトが)こんなにおいしいのにママは食べないの?』と言われちゃうので『ママもトマトを食べるから、あなたもこれを食べてね』と一緒に嫌いなものを克服するようにしています。ミートソースやケチャップは好きですが、生のトマトとトマトジュースが嫌いですね」
――趣味やマイブームは?
「出産前はボルダリングやスノーボードが趣味でした。特に、スキューバダイビングは結構好きで、一人で沖縄に行って海に潜ったり、棋士仲間と冬はスノーボードにも行ってました。子供が産まれてからは、子供と一緒にUNOをすることです。子供がUNOにドはまりしていて、毎日しています」
――ルーティンを教えてください。
「朝起きて、娘のお弁当を作って、幼稚園に送り出すまではバタバタ。送り出した後に一息ついて、コーヒーを飲みながら詰碁をしてます。朝昼晩を合わせて、1日200問ぐらい。今大会は(持ち時間を使った後)一手30秒なので、詰碁をしっかりやり込むことが大事なのかなと思って、力を入れています」
――普段の勉強は?
「割合で言うと、詰碁が5割、研究が5割。後は週に2回、吉原監督に打ってもらう感じです。研究は最近打たれた棋譜を自分で考えたり、AIで調べます」
――無人島に1つ持っていけるのであれば、何を持っていきますか?
「ジグソーパズルを持っていきます。多分、無人島にいくとすごく暇だと思うので。ジグソーパズルは大好きなのでピースが多くて難しければ、暇つぶしになるかなと(笑)。人を連れていってもいいのであれば、戸島花ちゃんを連れていきます」
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