いよいよ開幕!【第79期本因坊戦五番勝負 第1局・前日】
一力遼本因坊に余正麒八段が挑戦する第79期本因坊戦五番勝負(主催・毎日新聞社、日本棋院、関西棋院/特別協賛・大和証券グループ)が14日に東京都台東区上野「東京国立博物館」で開幕する。
対局前日となる本日(13日)には、記念撮影、対局場の検分、両者への取材が行われた。その後、18時から前夜祭が開催された。
一力本因坊は前期、11連覇中(歴代1位)だった本因坊文裕を4勝3敗で破り、初めて本因坊位を獲得した。今期は初防衛を目指す。
一方、初挑戦の余八段は本因坊初獲得を狙う。関西棋院所属棋士としては故・半田道玄九段以来62期ぶりの挑戦となる。
記念撮影、検分
両者インタビュー
☆一力本因坊
「2年前の本因坊戦では九州の国立博物館で対局させていただきました。私自身は国立博物館での対局は今回が2度目です。歴史のある本因坊戦で歴史のある博物館で対局できることを棋士として光栄に思っております」
「じつは中学・高校と台東区の学校に通っていましたので、上野には非常にゆかりを感じておりまして、よくこのあたりに遊びに来ていました。そのような場所で対局できることも光栄に感じております」
「余正麒さんとは今回が初めてのタイトル戦となります。各棋戦で活躍しているたいへんな相手ですが、自分自身のベストを尽くせるように頑張りたいと思います」
☆余八段
「今回始めて博物館の対局ということで、自分自身楽しみにしております。明日は厳しい戦いになると思いますが、自分らしく精一杯戦いたいと思います」
前夜祭
一力本因坊「台東区の中学高校に通っていたので、上野にゆかりを感じます。歴史ある本因坊戦を歴史ある博物館で対局できうれしいです。大変な相手ですが、明日から自身のベストを尽くせるように頑張ります」
余挑戦者「初めての博物館で対局は楽しみ。明日は厳しい戦いになると思うが、自分らしく精いっぱい頑張りたい」
両者の対戦成績は、これまで一力本因坊の14勝7敗。作り碁になったのは2局のみ。挑戦手合で相まみえるのは初めてであり、激闘必死の番勝負になるだろう。
対局は、明日10時に始まる。なお、今期より1日制五番勝負に変更となったので同日夕刻には終局の見込み。
対局の進行は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」、YouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで観戦できる。
現地大盤解説会は13時30分〜16時30分、「東京国立博物館」平成館1階の大講堂で行われる(申込不要!当日受付可)。
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