【現代碁の最前線】小目の一間バサミ対策のハサミ返し戦法【三浦太郎三段②】
今回は小目の一間バサミ定石で現れる「意表を突くハサミ返し戦法」を三浦太郎三段の解説でお送りします。相手の出方を見てから、受け方を選択できるのが最大の長所。戦いの主導権を奪えたり、地に辛い打ち方に切り替えられるなど、相手を翻弄して一局の流れを支配してみてください!
テーマ図「意表突くハサミ返し」
黒2とハサまれた瞬間、白3と距離を取ってハサミ返すのが有力。黒から様々な受け方が想定されるも、白にとって互角以上のワカレへ収束します。
1図(穏やかなワカレ)
白1が実戦例の多い打ち方。黒2以下と互いに守るワカレなら、下辺に白模様を築けるので白が打てるワカレ。ただし、本図を実現しづらい理由があります。
参考図1(模様対策の動き)
黒1のハネが厄介な抵抗。白2から4と受けた瞬間、黒5と積極的に守る手段があり、下辺の白模様が消えてしまいます。
白6と切断しても、黒7以下で下辺を先手で荒らされながら、右下も補強されるため、白は本図を避ける進行を考えたいところ。
ここから先は
756字
/
12画像
この記事のみ
¥
330
PayPayで支払うと抽選でお得 〜1/7まで
抽選でnoteポイント最大100%還元 〜1/9まで
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!