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【日本女子囲碁リーグ】高雄茉莉二段インタビュー【チーム名古屋】

 日本女子囲碁リーグの「チーム名古屋」(スポンサー:名古屋鉄道株式会社、株式会社スズケン、ブラザー工業株式会社、矢作建設工業株式会社)の高雄茉莉二段にインタビュー。本棋戦への意気込みからプライベートの話まで、盛りだくさんでお届けします。

高雄茉莉二段のプロフィール
 平成13年(2001年)5月10日生。愛知県出身。山城宏九段門下。平成31年入段(女流特別採用推薦)、令和5年二段。日本棋院中部総本部所属。

【主な実績】
2021年:第31期竜星戦本戦入り
2022年:第9期会津中央病院・女流立葵杯本戦入り、第7回扇興杯女流囲碁最強戦本戦入り、第26期ドコモ杯女流棋聖戦本戦入り、第17回広島アルミ杯・若鯉戦本戦1回戦
2023年:第10期会津中央病院・女流立葵杯本戦入り、第42期女流本因坊戦挑戦者決定戦へ出場
2024年:第43期女流本因坊戦本戦入り

日本女子囲碁リーグ概要
名称:第1回日本女子囲碁リーグ
主催:公益財団法人日本棋院
特別協賛:阪急電鉄株式会社(リーグスポンサー)
協賛:
■リーグスポンサー
三井住友カード株式会社
■チームスポンサー
(チームセンコーグループ)
センコーグループホールディングス株式会社
(チーム囲碁・将棋チャンネル)
株式会社囲碁将棋チャンネル
(チーム名古屋)
名古屋鉄道株式会社、株式会社スズケン、ブラザー工業株式会社、矢作建設工業株式会社
(チーム若鯉)
広島アルミニウム工業株式会社
(チーム福岡)
出光芳秀様
特別協力:日本経済新聞社
対局形式:5チームによる3名対3名のチーム対抗戦
持ち時間:持時間各1時間、使い切って1手30秒の秒読み
優勝賞金:500万円

 ――今大会の意気込みを教えてください。
 「女子リーグができると聞いた時からワクワクしていました。地元の名古屋チームとして出られて嬉しいですし、しっかり結果を出したい気持ちがあります」

 ――注目している棋士は?
 「高山希々花さんに注目しています。後は同じチームの千笑(加藤三段)ちゃんと王(景怡四段)先生は安定感のある二人なので、安心して任せられる印象ですし、彩夏ちゃん(羽根二段)は勝負強さがあると思うので、注目しています」

 ――囲碁とは?
 「奥が深いゲームで、一手違うだけで変化が無限にあります。私は序盤の研究が好きな方で、AIを使ってよく調べるのですが、答えが見えてこない面白いゲームと感じます」

 ――ファンの方へ一言お願いします。
 「名古屋のファンの皆様を始め、多くの皆様に喜んでもらえるように頑張ります」

プライベート編

 ――自分の棋風は?
 「序盤は落ち着いた手で打ち進めて、中盤で戦えそうだと判断できれば、仕掛けていく場合が多いです。力を溜めて戦っていくイメージ」

 ――AIで勉強される時、どのように使っていますか?
 「浅く広く調べるよりも、深く調べるタイプかもしれません。例えば、実戦で出てきた形は徹底的に調べます。ただ、すぐに忘れちゃうんですけどね(笑)。全ての分岐を覚えるのは不可能に近いので、感覚だけでも身に着けられればと思っています」

 ――好きな食べ物は?
 「本当に何でも好きですが、特に、焼肉、鯖寿司、白玉、タピオカなどが好きです」

 ――苦手な食べ物は?
 「セロリですかね。風味が少し苦手ですね」

 ――新しく始められたものは?
 「去年から韓国で勉強しに行くようになりました。去年は3回、今年は2回。環境が全然違います。例えば、日本では自分で勉強するのが主ですが、韓国だとスケジュールが決まっていて、淡々とこなす感じです。もちろん、日本と韓国で良さはありますが、私は一人でやるのが大変なので、スケジュールが決まっている方が合っていました」

 ――趣味やマイブームは?
 「マンガやアニメを見るのが好きですね」

 ――普段の勉強方法は?
 「詰碁と棋譜並べ、研究会やネット碁で打った対局をAIで調べること。最近はミスを減らすために、詰碁をやることが増えました。1日の平均は100問ぐらいです」

 ――ルーティンは?
 「手合日に、母に貰ったお守りを持って行くこと。ご利益があるかなと」

 ――無人島に1つ持っていけるのであれば、何を持っていきますか?
 「ライターですかね。食べ物を焼くのに便利ですし、自力で火をおこす自信がないからです」

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