栗田佳樹さんの特別インタビュー【第43回世界アマチュア囲碁選手権】
12月15日から18日に「第43回世界アマチュア囲碁選手権」が中国広東省深セン市宝安区の宝安1990文化館で開催された。日本代表の栗田佳樹さんは5勝2敗で4位となった。「貴重な機会となった」と語る栗田さん。東京理科大学院に在学しており、本大会への準備や移動中にも大学院への提出物を作成するなど、興味深いお話を余すことなく語って頂いた。(世界アマの詳細はこちら)
初めての海外
――世界アマの感想をお願いします。
「海外へ行くのも、国際大会へ出場するのも初めてで、慣れない部分もあるかなと始まる前に思っていましたが、(初めてにしては)自分の力をある程度出せたかなという思いはあります」
――本大会を通して、印象に残った対局を教えてください。
「6戦目の韓国戦(金正善選手)です。力の差を感じたといいますか、すごい強い相手だと感じました」
――どういったところで差を感じましたか?
「(韓国戦について)途中までいい勝負だったと思いますが、途中で形勢を損ねてしまい、そこから自分が秒読みに入りました。その後、相手はほとんど時間をかけてくれず、自分はずっと秒読みに追われているという状況。相手はほとんどミスもなく手を選んでいたところで、判断力が素晴らしいなと思いました」
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