第79期本因坊戦五番勝負第3局・前夜祭
5月29日に「第79期本因坊戦五番勝負」(主催・毎日新聞社)の第3局の前夜祭が、三重県鳥羽市「戸田家」で行われた。初防衛を目指す一力遼本因坊と、背水の陣となった余正麒八段のコメントに加え、本日の検分から前夜祭の模様を写真でお届けする。
一力遼本因坊のコメント
――前局から第3局の1週間、どのように過ごされていましたか?
「いつも通り、特に変わったことはなく、研究会に参加し勉強する日々でした。体調も良い状態です」
――第3局までの2局を振り返っていかがでしたか?
「どちらも判断が難しい一局だったと思います。その中でも結果が幸いしたのは良かったですが、内容的には中盤でミスもあったので、まだまだ課題があると感じました」
――昨年の本因坊戦第7局は戸田家で本因坊奪取を決めました。あれから約10ヵ月で本因坊位としてこの地に戻ってきました。
「(鳥羽には)今回で2度目になります。昨年は非常に印象に残る対局でしたので、タイトル保持者としてこられたのは光栄に思います」
――一力本因坊にとっては初防衛がかかった一局、意気込みを教えてください。
「とにかく自分の力を出すことに意識します。今年は大盤解説会もありますし、観てくださるファンの皆様に楽しんでもらえるような、観て良かったと思えるような一局を打てればと思っています」
余正麒八段のコメント
――鳥羽はいかがでしたか?
「鳥羽市にくるのは初めて。(戸田家の)部屋に入って、海を見渡せる素晴らしい景色が広がっていてビックリしました」
――第1局、第2局を振り返っていかがでしたか?
「内容的には2局ともハッキリ良い局面がありませんでした。勝負所で時間を意識しすぎているところが反省点。もう少し時間をかけるべきでした」
――2連敗で追い込まれました。本局はどのように戦っていきますか?
「厳しい状況ではありますが、いつも通り全力を尽くして打ちたいと思います」
フォトギャラリー
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!