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【日本女子囲碁リーグ】謝依旻七段インタビュー【チーム福岡】

 日本女子囲碁リーグの「チーム福岡」(スポンサー:出光芳秀様)の謝依旻七段にインタビュー。本棋戦への意気込みからプライベートの話まで、盛りだくさんでお届けします。

謝依旻七段のプロフィール
 平成元年(1989年)11月16日生。台湾出身。黄孟正九段門下。平成16年入段、令和3年七段。日本棋院東京本院所属。

【主な実績】
2006年:
第1回広島アルミ杯・若鯉戦優勝(非公式戦)
2007年:
第26期女流本因坊戦奪取
2008年:第20期女流名人戦奪取、第27期女流本因坊戦防衛
2009年:第28期女流本因坊戦防衛、第21期女流名人戦防衛
2010年:第13期ドコモ杯女流棋聖戦奪取、第22期女流名人戦防衛、第29期女流本因坊戦防衛
2011年:第14期ドコモ杯女流棋聖戦防衛、第23期女流名人戦防衛、第30期女流本因坊戦防衛、第6回広島アルミ杯・若鯉戦ベスト4
2012年:第24期女流名人戦防衛、第31期女流本因坊戦防衛
2013年:第16期ドコモ杯女流棋聖戦奪取、第25期女流名人戦防衛
2014年:第17期ドコモ杯女流棋聖戦防衛、第26期女流名人戦防衛
2015年:第18期ドコモ杯女流棋聖戦防衛、第27期女流名人戦防衛、第2回 会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦準優勝、第34期女流本因坊戦奪取
2016年:第19期ドコモ杯女流棋聖戦防衛、第28期女流名人戦防衛、第3回 会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦優勝、第1回扇興杯女流囲碁最強戦優勝
2017年:第20期ドコモ杯女流棋聖戦防衛、第4回会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦準優勝、第2回扇興杯女流囲碁最強戦準優勝、第36期女流本因坊奪取
2018年:第5期会津中央病院・女流立葵杯挑戦者、第37期女流本因坊戦挑戦者、第31期女流名人戦挑戦者
2019年:第44期棋聖戦Cリーグ、第4回扇興杯女流囲碁最強戦準優勝
2020年:第45期棋聖戦Cリーグ、第5回扇興杯女流囲碁最強戦準優勝
2021年:第32期博多・カマチ杯女流名人戦リーグ、第46期棋聖戦Cリーグ
2022年:第33期博多・カマチ杯女流名人戦リーグ、第34期博多・カマチ杯女流名人戦リーグ
2023年:第35期女流名人戦博多・カマチ杯リーグ

日本女子囲碁リーグ概要
名称:第1回日本女子囲碁リーグ
主催:公益財団法人日本棋院
特別協賛:阪急電鉄株式会社(リーグスポンサー)
協賛:
■リーグスポンサー
三井住友カード株式会社
■チームスポンサー
(チームセンコーグループ)
センコーグループホールディングス株式会社
(チーム囲碁・将棋チャンネル)
株式会社囲碁将棋チャンネル
(チーム名古屋)
名古屋鉄道株式会社、株式会社スズケン、ブラザー工業株式会社、矢作建設工業株式会社
(チーム若鯉)
広島アルミニウム工業株式会社
(チーム福岡)
出光芳秀様
特別協力:日本経済新聞社
対局形式:5チームによる3名対3名のチーム対抗戦
持ち時間:持時間各1時間、使い切って1手30秒の秒読み
優勝賞金:500万円

 ――今大会の意気込みを教えてください。
 「初めての団体戦ということで、チームの力になれるよう、一局でも多く勝ちたいと思います」

 ――注目している棋士は?
 「もちろん、全員注目していますが、その中でも栁原咲輝さんと高山希々花さんに注目しています。栁原さんは公式戦で強敵を倒していて、高山さんもデビュー戦で初勝利を挙げました。碁の内容を見たのですが、すごく強いなという印象です」

 ――両者の印象は?
 「栁原さんは練習碁のみですが、打つのも読むのも早くて、すごく強い。後は経験を積んでいけば、タイトル戦に出るのも時間の問題かなと思います。高山さんはデビュー戦を見た限りでは、力強い棋風だと思います」

 ――囲碁とは?
 「私は5歳から囲碁を始めたのですが、成長させてくれる存在ですかね。囲碁と離れたことはないですし、囲碁を通していろいろな方と出会えて、いろいろな場所にも行けて、今があるのかなと思います」

 ――ファンの方へ一言お願いします。
 「チームの勝利に貢献できるように頑張るのと、日本女子囲碁リーグを盛り上げていきたいと思いますので、ファンの皆様に見て頂ければ嬉しいです」

プライベート編

 ――自分の棋風は?
 「今までの自分は戦っていたのですが、最近はAIの影響もあり、落ち着いてきたと思います。(棋風については)自分探しをしているような状態。模様か実利かと言われれば実利派、攻めかシノギかで言えば攻めが得意です」

 ――好きな食べ物は?
 「焼き鳥や焼肉、ラーメン、火鍋などたくさんありますね。極端なものを除いて、辛いものも苦いものもいけます」

 ――嫌いな食べ物や苦手な食べ物は?
 「ほとんどないですね。もしかしたら、味つけや触感で苦手なものはあるかもしれませんが、食材で苦手なものはないですね」

 ――趣味やマイブームを教えてください。
 「舞台を見たり、映画鑑賞も好きですね。最近見たのは『碁盤斬り』。思った以上に囲碁のシーンが出てきて、碁盤がたくさん出てくると、自然と嬉しい気持ちになりました。女優さんも男優さんもカッコよくて、特に國村さんの演じた役が個人的には好きです」

 ――普段の勉強を教えてください。
 「対局の後にAIで検討しています。後は週に1回ナショナルチームの研究会に参加させて頂いています。時々、詰碁をやったりしています」

 ――無人島に1つ持って行けるのであれば、何を持って行きますか?
 「黒嘉嘉(ヘイジャアジャア、台湾の棋士で七段)を連れていきます。すごく知恵があるので、たぶん私は生き残れるんじゃないかな。後は一人だと寂しくで死んじゃいそうですけど、嘉嘉がいれば寂しくありません。本当に何でも良いのであれば、ドラえもんの四次元ポケット。道具ならナイフです」

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