井山、白星スタート【第49期碁聖戦五番勝負第1局】
6月21日に「第49期碁聖戦五番勝負」(主催・新聞囲碁連盟)の第1局が大阪府大阪市北区「日本棋院関西総本部」で行われ、井山裕太碁聖が芝野虎丸名人に勝利し、幸先良いスタートを切った。第2局は、7月13日に石川県金沢市「北國新聞会館」で行われる。
井山裕太碁聖のインタビュー
――本局の感想を教えてください。
「序盤から経験したことのない形で、判断ができないまま打っていました。中央を切断しにこられた局面(80手目)では、黒も忙しい形で自信はありませんでした」
――中央のハサミツケ(102手目)が印象に残る局面でした。
「右辺を生きることはできましたが、冴えた打ち方ではなかったかなと思っていました。ただ、他の打ち方では自信を持てなかったので、実戦のように長期戦で行こうかなという感じでした」
――好転したと感じた局面は?
「中央を囲った局面(157手目)では、正しく打ち続けられれば、いけるかなと思いました」
――第2局以降の意気込みをお願いします。
「自分なりに精一杯準備して臨みたい」
芝野虎丸名人のインタビュー
――本局を振り返っていかがでしたか?
「序盤からあまり知らない進行になり、出来上がりの格好は少し大変な形勢にしてしまったかなという風に思っています。中盤で出ていった局面(80手目)では盛り返したかなと思いましたが、その後、わかりやすい打ち方で駄目にしてしまったので、はっきり問題でした」
――次局以降への意気込みを教えてください。
「(今回の内容は)イマイチだったかもしれないですが、切り替えて頑張っていきたいと思います」
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