日本棋院東京本院の院生である竹下奈那さんが、令和６年度女流特別採用推薦棋士として入段することが決まった。

　竹下さんは院生研修及び冬期採用試験でＡクラス５か月以上在籍を達成、推薦基準の一つを満たした。
　院生師範から推薦され、日本棋院審査会と常務理事会が承認した。

　公式戦の手合は、来年１月から参加する。

竹下奈那（たけした　なな）　平成20年２月７日生、埼玉県蕨市出身。藤澤一就八段門下。竹下凌矢二段は実兄。

　竹下さんの囲碁との出会いは、「４歳のときに、兄が打っているのを見て興味を持ちました」とのこと。普段は自宅と天豊道場（藤澤一就八段主宰）で勉強しているという。
　自分の碁については「攻めを基本とした棋風」と分析する。
　入段が決まり、「長年の夢がかなって、うれしかったです」。
　「憧れの棋士は上野愛咲美女流名人。女流タイトルを獲りたい」と抱負を述べた。