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関、ヨセ合い制す【第33期竜星戦】

 関航太郎九段は2年連続2回目の決勝トーナメント進出。1回戦で洪爽義五段に勝利し、2回戦進出を決めた。
 六浦雄太八段は7年ぶり2回目の決勝トーナメント進出。1回戦で本木克弥九段に勝利し、2回戦進出を決めた。
 本局は派手な戦いは起こらず、早い段階でヨセが始まる渋い展開に。この長いヨセ合いを関が制し、準決勝へと勝ち上がった。
 解説は小林覚九段。


〈第33期竜星戦決勝トーナメント2回戦・第2局〉
黒 関航太郎九段 白 六浦雄太八段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―30

 関の先番。黒21まで、下辺を盛り上げていく。
 Aではなく黒23とケイマにヒラいたのは、AIを使った研究によるものだろう。白26のコスミも奇異に感じられるが、最新の手法のようだ。白30まで、六浦は受けに徹して後の反撃をうかがう。

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