【新初段紹介】柳井一真さん、陳柏劭さん、竹下奈那さん
12月12日(火)に行われた記者会にあわせ、冬季採用棋士の柳井一真新初段、陳柏劭新初段と女流特別採用推薦棋士の竹下奈那新初段のお披露目が行われた。
新入段の三人を【Q&A】とともにご紹介します。
柳井一真(やない かずま)
【Q&A】
・入段が決まった感想
「安心しました」
・院生時代の苦労や印象に残っていること
「院生時代に、周りが受験勉強をするなか囲碁をやっていて良いのか戸惑った時がありました」
通信制のN高等学校に在学し、プロになった。
・将来の目標、またはどんな棋士になりたいか
「世界で戦える棋士になりたいです」
・憧れの棋士
「井山裕太先生」
・打ってみたい棋士
「世界最強の申真諝(シンジンソ)九段」
・囲碁を覚えた年齢・きっかけ
「小学校1年生の時、祖父の遊び相手が務まれば楽しいかも、との母の勧めで、近所の囲碁教室に通い始めたのがきっかけです」
・普段どこでどのように勉強しているか
「家が多いです。週に2、3回、師匠(藤澤先生)が開く囲碁道場に通って仲間やプロ棋士の先生方と勉強します」
・棋風または得意なジャンル
「手厚く地に辛い」
・囲碁以外で好きなこと、もの
「サッカーです。小学校の中学年まではサッカー漬けの毎日でした。音楽を聴くことも好きです」
・サッカーで好きな選手は
「清水エスパルスでゴールキーパーをしている権田修一(ごんだ しゅういち)選手が好きです」
・その他アピールしたいことがあれば
「常に上を目指して頑張ります」
陳 柏劭 (ちん はくしょう)
高校3年生の時にプロになれず、大学に進学した。棋士になるのをあきらめようと思った時期もあったが母や父からの励ましの言葉に支えられて棋士を目指し続けた。現在、専修大学経済学部2年生。
【Q&A】
・入段が決まった感想
「日本に来て9年、ついに叶った夢なので、本当に嬉しいです」
・院生時代の苦労や印象に残っていることについて
「2021年冬の試験、院生で最後のチャンスだったのですごいプレッシャーでした。最後まで誰がプロになれるかわからない状況だったので、(入段できず)とても悲しかったです」
・将来の目標、またはどんな棋士になりたいか
「手合で勝てるように一生懸命打ちます。タイトルをとれるような棋士になりたいです」
・憧れの棋士
「中国の柯潔九段です。小学生の頃から世界で活躍していたからです」
・囲碁を覚えた年齢・きっかけ
「6歳の時です。幼稚園の時に初めて出た囲碁大会で優勝したことが囲碁を覚えたきっかけです」
・普段どこでどのように勉強しているか
「洪道場で週6日勉強します。師匠の潘善琪先生と週2日で対局します」
・棋風または得意なジャンル
「私は、勝負を後半戦に持ち込み、後半戦でチャンスを狙うスタイルです」
・囲碁以外で好きなこと、もの
「バスケットボール、野球、カラオケ、読書、アニメです」
竹下 奈那 (たけした なな)
【Q&A】
・入段が決まった感想
「長年の夢がかなって嬉しかったです」
・院生時代の苦労や印象に残っていること
「去年の女流採用試験は序列1位でしたのですが、最後に悔しい思いをしました」
・将来の目標、またはどんな棋士になりたいか
「大きな目標は女流タイトルをとること。まずは本戦に出ることです」
・憧れの棋士
「上野愛咲美女流名人」
・打ってみたい棋士
「上野愛咲美女流名人、藤沢里菜女流本因坊、謝依旻七段です」
・囲碁を覚えた年齢・きっかけ
「4歳のときに覚えました。きっかけは兄が囲碁を打っていたのを見て興味を持ったからです」
・普段どこでどのように勉強しているか
「天豊道場(藤澤一就八段主宰)、家」
・棋風または得意なジャンル
「攻めを基本とした棋風」
・囲碁以外で好きなこと、もの
「読書、アニメ鑑賞」
・その他アピールしたいことがあれば
「早く名前と顔を覚えてもらえるように頑張りたいです」
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