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史上空前の16連勝! 福岡が井山を破り初タイトル【第33期竜星戦・決勝】

 福岡航太朗七段がついに初タイトルを獲得した。
 福岡は今期の竜星戦には予選から参加し、白星街道を走り抜けた。本戦ブロックも土つかずの11連勝。トーナメントでも4連勝と、負け知らずの16連勝でタイトル獲得という離れ業を演じてみせた。
 本戦ブロック11連勝は、第12期に河野臨六段(当時)、第27期に許家元四段(当時)が達成しているが、いずれも優勝決定トーナメントでは敗れている。予選から通算して16連勝で棋戦優勝を達成したのは史上初、空前絶後の記録といえる。
 「最後まで行けたらいいな、と思っていたのですが、実際に達成できてしまった、という印象」と福岡自身も驚いた様子。「勝ち上がっていけばタイトルホルダーと当たるので、そこまでは行きたいと思っていました」

対局が終わったあと、場所を変えて記者会見が行われた

福岡インタビュー 

見えてきた「差」
 ――竜星獲得おめでとうございます。竜星戦優勝もそうですが、名人戦リーグ入りもあって、今年は素晴らしい結果を残した一年となりましたね。
 福岡「ありがとうございます。一般棋戦で優勝できてひとつ安心しました。以前よりは自分を信じられるようになってきたように思います」

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