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一力が2勝目【第48期棋聖戦七番勝負・第3局】

 1月27、28日に「第48期棋聖戦七番勝負」(主催・読売新聞社)の第3局が栃木県日光市「千姫物語」で行われ、一力遼棋聖が井山裕太王座に214手完、白中押し勝ちし、2勝1敗となった。第4局は2月8、9日に宮城県仙台市「宮城県知事公館」で行われる。消費時間は黒7時間53分、白7時間59分、終局時刻は28日18時42分。

第48期棋聖戦七番勝負第3局
黒番:井山裕太王座 白番:一力遼棋聖
持ち時間:各8時間、残り10分から秒読み
主催  :読売新聞社
特別協賛:サントリーホールディングス
対局会場:栃木県日光市「千姫物語
優勝賞金:4300万円
立会  :小林光一名誉棋聖
記録  :曽富康二段依田大空初段
新聞解説:許家元九段
大盤解説:潘善琪八段
大盤聞き手:増子みれいアマ
幽玄の間解説: 平田智也八段

第1局:一力棋聖、白中押し勝ち
第2局:井山王座、白中押し勝ち
第3局:一力棋聖、白中押し勝ち
第4局:2月8、9日
宮城県仙台市「宮城県知事公館
第5局:2月15、16日
千葉県勝浦市「三日月シーパークホテル勝浦
第6局:2月29日、3月1日
神奈川県箱根町「ホテル花月園
第7局:3月7、8日
山梨県甲府市「常磐ホテル


一力棋聖のインタビュー

 ――本局を振り返っていかがでしたか?
 「序盤から判断が難しい展開になったんですけど、長考した手(60手目)の後の(対局時は)形勢は良く分からなかったが、地合いでは大変かなと思っていました」

 ――次局に向けて、抱負をお願いします。
 「秒読みに入ってから、正しく打ててなかったことが課題と感じました。少し間隔が空くので、良い勝負ができるように頑張りたいと思います」


井山王座のインタビュー

 ――本局はいかがでしたか?
 「各所の判断ができてなくて、封じ手の局面以降も難しい形勢と思っていました。(対局時は)勝負所の攻防もハッキリとは分からない局面が続きました」

 ――第3局へのコメントをお願いします。
 「次の対局まで期間が空くので、目の前の一局一局を精一杯やっていきたいと思います」


写真で振り返る第3局

対局会場の栃木県日光市「千姫物語」
黒番の井山王座は初手を打ち下ろし、第3局が開始
1日目の一力棋聖の昼食「ちらし寿司」
1日目の井山王座の昼食「千姫弁当」
井山王座が91手目を封じた
2日目が開始し、封じ手が開封される瞬間の風景
一力棋聖の2日目の昼食「天ぷらそば(冷)」
井山王座の2日目の昼食「天ぷらそば」
YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」の中継に登場した許九段(左)と依田初段
終局後のインタビューを受ける両対局者

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