【日本女子囲碁リーグ】鈴木歩七段インタビュー【チーム若鯉】
日本女子囲碁リーグの「チーム若鯉」(スポンサー:広島アルミニウム工業株式会社)の鈴木歩七段にインタビュー。本棋戦への意気込みからプライベートの話まで、盛りだくさんでお届けします。
――本大会の意気込みを教えてください。
「第1回目ということで、選ばれるかドキドキでしたが、選んで頂けて、とても嬉しいです。チーム戦というのは、責任も個人戦に比べて大きいですが、勝った時の喜びも大きいので、みんなで一緒に喜びあえるように頑張りたいです」
――注目している棋士は?
「若手陣の高山さん、栁原さん、羽根彩夏ちゃん、みんな注目していますが、その中でも大森らんちゃんを特に注目しています。らんちゃんが入段した時期は、菫ちゃんと同じ時期だったと思います。その時にメディアがたくさんいる中、菫ちゃんと対局して勝っている姿を見て、大舞台に強いのかなと思い、期待しています」
――囲碁とは?
「5歳から始めて、もう35年近く経っていて、人生そのものといっても過言ではありません。囲碁のことを考えていない日はなく、空気みたいな存在です」
――ファンの方へ一言お願いします。
「推し棋士みたいなものをこの期間中に見つけて頂いて、そのチームを応援して頂ければ、みんな嬉しいかなと思います」
プライベート編
――自分の棋風は?
「地も戦いもバランスを気にしながら打っています。早碁が得意なので、今回の棋戦は相性が良いかなと思います」
――好きな食べ物は?
「冷たい蕎麦と薬味が好きです。ミョウガや三つ葉、新ショウガなどの薬味をお豆腐にのせて食べたり、いろんなところで活用しています」
――苦手な食べ物は?
「脂っぽいもの。例えば、肉の油やホルモンは苦手ですね」
――趣味やマイブームは?
「神社など古い建物が好きです。旅行などでお城や神社とか行ったり、御朱印をもらったり、建物の木の感じを触ってうっとりするのも好きです。直近で印象に残っているのは厳島神社。去年は出雲大社にも行きました。古からの伝説を感じるような佇まいが素敵でした」
――最近始めたものは?
「自分は飽きっぽいところがあるのですが、体力作りにも繋がる散歩を続けられればなと思います。続いている習慣は、料理ですかね。(家族の中で)担当しているものなんですけど、料理の研究が好きで続いています。得意料理は、和食の定食を作ること。煮魚とかお味噌汁などです」
――普段の勉強は?
「夫の漢傑さん(林八段)と一緒に、AIで調べながら碁盤で棋譜並べするのが習慣で、一人の時はひたすら詰碁。スマホでパッと見ても、何を学んだか分からなくなることがあり、碁盤に並べて検討します。詰碁は1日1000題ぐらい。棋譜並べと詰碁で比べたら、99対1で詰碁。解くのが大好きです」
――ルーティンを教えてください。
「朝はコーヒーを入れてから、漢傑さんと勉強すること。対局後は興奮して中々寝られないので、体を疲れさせるためにストレッチや筋トレをしてから寝るようにしています。腹筋30回、スクワット50回ぐらい。2日に1回ぐらいのペースでやります」
――無人島に1つ持って行けるのであれば、何を持って行きますか?
「夫(漢傑さん)を連れていきます」
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