【現代碁の最前線】模様対策の二間バサミ徹底分析【三浦太郎三段①】
今回は模様対策に使える「星の二間バサミ戦法の徹底解剖」を三浦太郎三段の解説でお送りします。相手の受け方に合わせて、自在に立ち回れるのが本手法の長所。模様が苦手な方にとって、心強い武器になるはずです!
テーマ図「二間バサミの活用術」
白1と下辺を広げられた瞬間、黒2の二間バサミが下辺に白模様を築かせないオススメ戦法。
1図(注意したい手残り)
白1と三々へ入られた場合、黒2以下と下辺方面を厚くするのが基本。ただ、白aと動き出す狙いがあり、使いこなすが難しい打ち方と見られていました。
参考図1(手残りの証明①)
例えば、黒1など大場へ走るのは、白2以下と動き出されて、下辺の白は取れない格好になります。
黒7と受けても、白8以下でaとbを見られて、黒不利なワカレに持ち込まれます。
参考図2(手残りの証明②)
黒1以下と下辺の眼を奪いながら、封鎖を試みるのはどうか。見た目は白が苦しい姿に見えますが――、
白6、8と外側に傷を残された後、白12以下と生きを図られて、黒イマイチな結果に終わります。
ここから先は
1,753字
/
30画像
この記事のみ
¥
330
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!