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望月、逆転許さず【竜星戦】

 広瀬優一七段は7期目の本戦出場。3回戦から出場し、3連勝で6回戦進出を決めた。迎え撃つ望月研一八段は14期目の本戦出場。
 序盤の戦いで優勢になった望月が、その後一度も逆転されることもなく逃げ切った。広瀬はヨセでかなり追い上げたものの、あと一歩及ばなかった。
 解説は松本武久八段。


〈第33期竜星戦本戦Aブロック・6回戦〉
黒 望月研一八段 白 広瀬優一七段

望月研一八段(左)と広瀬優一七段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―30

 望月の先番。黒15でいずれかの断点を切れば、複雑な変化に進むところだった。白16と外側をツナいだので、黒Aと三々に入る手が残っている。
 白18から、右上は定石手順。「黒29の後、白はすぐにBとツグのではなく、まずは30と右辺をヒラき、時機を見てBを決行するのが良い打ち方です」と松本八段。

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