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富士田、本戦入り【第72期王座戦】

 第72期王座戦(主催・日本経済新聞社)は最終予選の決勝が順々に行われている。5月6日には日本棋院東京本院で金秀俊九段と富士田明彦七段が対戦し、富士田の先番中押し勝ちに終わった。
 王座戦本戦はトーナメントで争われ、出場枠は16名。同じくトーナメント戦を採用している天元戦、碁聖戦、十段戦と比べて人数が少ない。予選からの枠となると今期は11名、狭き門である。
 ここまで順に、瀬戸大樹八段と酒井佑規五段、安斎伸彰八段と六浦雄太八段、結城聡九段、そして富士田が狭き門に入った。
 富士田は4期ぶり3度目の本戦入りだ。過去2回は初戦敗退しており、期するものがあるだろう。

各棋戦で活躍している富士田
10期ぶりの本戦入りを逃した金

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