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上野、後半抜き去る【第34期竜星戦】
青木裕孝三段は5期目の本戦進出。1回戦で桑原樹二段を破り、2回戦進出を決めた。迎え撃つ上野愛咲美女流立葵杯は7期目の本戦進出。
中盤まで一進一退の攻防が続いていたが、後半に上野の攻めが炸裂。戦果を上げて優勢を確立し、そのまま上野が勝ち切った。
解説は林子淵八段。
〈第34期竜星戦本戦Eブロック・2回戦〉
黒 上野愛咲美女流立葵杯 白 青木裕孝三段
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※棋譜再生は最終譜のあとにございます。
〈第1譜〉1―33
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上野の先番。黒1、3の向かい小目は、上野が時折採用している構えだ。黒15のカタツキから白22までを交換し、続いて黒23と下辺に入っていく。
青木は手を抜いて白24と上辺をツメた。狭い所だが、ここも好点だ。
「黒25のスベリには、白26と三々に受けるのが良い手のようです」と林八段。
上野は黒33とツイで白の根拠を奪い、攻めの姿勢を見せる。
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