第11回全日本学生囲碁最強位戦（主催・株式会社パンダネット、全日本学生囲碁連盟）決勝大会が12月22日、静岡県熱海市の「クレアーレ アート館」で開催された。
　この大会は、自分の棋力に合ったクラスを選べるのがうれしい。六段以上対象の「最強位戦」、三段から五段対象の「昇位戦」、３級から二段対象の「桜蕾位戦」、４級以下対象の「新星位戦」の４クラスがある。また、大学院生や高校生が参加できるのも特徴。
　11月10日にネットでの予選が行われ、決勝大会には各クラス４名が会場に集合。準決勝と決勝、３位決定戦が行われた。
　高段者が競う「最強位戦」は、板垣友輝さん（立命館大）と北芝礼さん（名古屋大）が決勝進出。北芝さんは12月14、15日に行われた学生王座戦で準優勝、16、17日の第８回世界大学生選手権では学生世界一に輝いていて、勢いがある。しかし、板垣さんは厚い壁を越え、初優勝した。
　板垣「2022年の秋頃から結果を出せず伸び悩んでいましたが、囲碁部のみんなの支えがあって囲碁を頑張ることができました。経済的に支えてくれて囲碁を応援してくれた両親にも感謝でいっぱいです」