見出し画像

更なるステージを目指して全速前進【第50期天元戦五番勝負第4局・翌朝インタビュー】

 11月29日に「第50期天元戦五番勝負第4局」(主催・神戸新聞社、新聞三社連合)で初防衛を果たした一力遼天元の翌朝インタビューが行われた。8~11月で芝野虎丸九段と12局対決した軌跡を振り返って頂きました。(棋譜解説はこちら

第50期天元戦五番勝負第4局の概要
黒 一力遼天元 白 芝野虎丸九段
結果:123手完、黒中押し勝ち
消費時間:黒2時間48分 白2時間43分
主催:神戸新聞社、新聞三社連合
賞金:1200万円
日程:11月28日
場所:兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ
立会:後藤俊午九段
新聞解説:結城聡九段
「幽玄の間」解説:大橋成哉八段
記録:大森らん二段塚田千春二段

【対戦成績】
第1局:一力天元、白半目勝ち
第2局:芝野九段、白中押し勝ち
第3局:一力天元、白中押し勝ち
第4局:一力天元、黒中押し勝ち
※一力天元が3勝1敗で防衛


淡路島の思い出

「淡路島は思い出の多い場所です」と一力天元

 ――天元を防衛された後の翌朝となりましたが、今の心境はいかがですか?
 「1日経って、少しずつ実感が出てきました。この淡路島は天元戦で関航太郎九段に奪取された場所であり、取り返した場所でもあります。ここに訪れる度に、食事と温泉を楽しみにきていますし、今回も堪能させて頂きました」

 ――今年、芝野虎丸九段とは13局対戦しています。どの対局も大一番でぶつかっており、珍しいケースだと思います。
 「今回は天元戦と名人戦を平行して同じ組み合わせで、そのような機会は少ないと思います。芝野さんとは、国内戦では切磋琢磨する関係だと思います」

ここから先は

957字 / 2画像
この記事のみ ¥ 330
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!