芝野、連勝でV【第3回テイケイグループ杯俊英戦決勝三番勝負・第2局】
芝野虎丸名人が関航太郎九段に先勝した第3回テイケイグループ杯俊英戦(協賛・テイケイ株式会社ほかテイケイグループ各社)決勝三番勝負。第2局は5月4日、東京都千代田区の「竜星スタジオ」で打たれ、芝野が黒番3目半勝ち、ストレートで優勝を決めた。芝野は第1回、2回ともに準優勝、3度目の正直である。
なお、第1回を制したのは許家元九段、第2回は一力遼棋聖だ。令和三羽ガラスが順に優勝という結果になった。
本局は囲碁・将棋チャンネル、「囲碁将棋プラス」で鶴山淳志八段の解説によりライブ中継された。日本棋院ネット対局「幽玄の間」では大垣雄作九段の解説で中継。
芝野名人喜びの声
――第1局から約1ヵ月経っての第2局でした。どのような気持ちで臨みましたか。
芝野「この間、本因坊戦の挑戦者決定戦、世界戦(応氏杯、爛柯杯)、十段戦と大きな対局で全て負けてしまったので、勝ちたい気持ちが強くなっていました」
――今日の碁を振り返っていかがですか。
「右上の三々定石は研究はしていましたが、実戦の経験がありませんでした。右下黒が大きくなった時点でよくなったと思います。第1局はまあまあでしたが、この碁のほうがしっかり打てました。最近の他の碁と比べてもよかったと思います」
※棋譜解説は近日公開
――第1、2回は準優勝。3度目の正直となりました。
「第1回から優勝するつもりで対局してきたので、ようやく結果を出せてよかったです」
――今後の目標は?
「どの対局も一局、一局、いままで通りに打ちたいと思います」
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