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福岡、力強さ発揮【第33期竜星戦】

 藤沢里菜女流本因坊は6年ぶり2回目の決勝トーナメント進出。1回戦で芝野虎丸九段に勝利し、2回戦進出を決めた。
 福岡航太朗七段は初めての決勝トーナメント進出。1回戦で外柳是聞五段に勝利し、2回戦進出を決めた。
 本局は、中盤で福岡の攻めが見事に決まり、優勢を確立する。その後も藤沢の抵抗を冷静に退け、投了に追い込んだ。
 解説は淡路修三九段。


〈第33期竜星戦決勝トーナメント2回戦・第3局〉
黒 福岡航太朗七段 白 藤沢里菜女流本因坊

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―26

 福岡の先番。黒11のノゾキに、藤沢は白12とノゾき返す。黒13には手を抜いて、白14と右上三々へ。見慣れない立ち上がりだ。
 白20に続いて黒Aのノビなら、白は手を抜いて他に回ろうということか。黒21は落ち着いた一着。白22と換わり、右辺黒23のヒラキに回る。
 白24は工夫したカカリ方。黒25には白26と高く構え、黒に上から圧迫されるのを防いだ。

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