芝野、初戦を制す!【第3回テイケイグループ杯俊英戦 決勝三番勝負 第1局】
25歳以下の棋士が参加する「第3回テイケイグループ杯俊英戦」(協賛・テイケイ株式会社ほかテイケイグループ各社)の決勝三番勝負第1局が、4月6日(土)に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で行われた。決勝戦は芝野虎丸名人と関航太郎九段の組み合わせ。俊英戦といえど、すでに七大タイトルでの番碁経験がある実力者である。注目の初戦は、芝野名人が制して先勝した。形勢が二転三転しながら終盤までもつれる、見ごたえのある対局だった。
第2局は5月4日(土)に行われる。
棋譜解説は別記事で掲載するが、まずは本日の模様を写真と局後のコメントでまとめたのでご覧ください。
俊英戦はリーグ戦で決勝進出者を決める
俊英戦は6名ずつのA、Bリーグ戦に分かれて戦い、各リーグ1位通過者が決勝三番勝負を争う。リーグ戦は昨年12月に行われ、Aリーグを1位通過したのは芝野虎丸名人で、Bリーグは1位通過した関航太郎九段となった。
芝野名人はリーグ戦で5戦全勝し、3年連続で決勝進出を決めた。対局を前に、「2年連続準優勝なので、そろそろ卒業したいです」と語った。
対する関九段はリーグ戦の初戦で負けたものの、その後ふん張り、最終戦を半目勝ちして決勝へ進み、「今回出場している棋士のなかで一番厳しい相手だと思うので精一杯ぶつかっていきたいと思います」と意気込みを語った。
(※12月に行われたリーグ戦の記事はこちら)
決勝三番勝負、開幕!
第1局が4月6日(土)に東京都千代田区の「竜星スタジオ」で行われた。初戦は手番を決めるために握りを行う。
握りで関九段が黒石を1つおくと、芝野名人は白石を数え13個。関九段の先番と決まり、対局がはじまった。
持ち時間は各2時間で、残り5分になると秒読みが始まる。
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