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日本と韓国碁界の現状【洪清泉特別インタビュー・後編】

 日本碁界は苦しい状況に立たされる中、洪清泉四段が2023年8月に株式会社GOMARUを設立。洪四段は「私の勝負手です」と語る。日本と韓国碁界の現状を踏まえながら、どのような未来を思い描いているか、本音を話して頂きました。


碁界のアマゾン

GOMARUのイベントや碁会所を検索できるサイト画面

 ――株式会社GOMARUの立ち上げた経緯を教えてください。
  「道場を2005年からスタートして吉祥寺秀哉を2016年に引継ぎました。秀哉は来日して私が指導碁を担当した碁会所でもあります。創業52年になる碁会所ですが、運営してみて囲碁界の厳しい現実をより実感することになりました。そういうきっかけもありますが、2019年頃浮かんだ『碁界のアマゾン』があったら皆さまが楽になる!と思ったのが出発です。囲碁が好きな方々がより楽に習いやすい、楽しみやすい環境が出来たらと思います。今だと入門で検索しても、何をすべきかわからないですよね。『どこを見ればいい?何をすればいい?』となって、面倒くさくなりやめることが多いとよく聞きます。地域の碁会所を調べても、電話したら『今は使われていません』と出てきたら、冷めますよね。生きた情報がある状態を作りたいと思ったのが、GOMARUを立ち上げた1つの理由です。こちらで大会やイベントを含めて検索できます」

 ――他にも立ち上げたキッカケはありますか?
 「地域に住んでいる棋士の先生方をつなげる役割も果たしたいです。具体的に、棋士がどの地域に住んでいるか分からないので、つながりを持ちづらいです。また、仕事をしたい棋士もたくさんいますが、自分でホームページを作って情報を発信するのもハードルが高いと思います。GOMARUでは、棋士とつながれる場を作って、イベントのお仕事の依頼や本の執筆、『ここで会えます』といった身近なものも含めて、このサイトで完結できるものに作り上げていきたいと考えています。一番の問題は『GOMARUを続けられるか』です。私は自信があって、多分自分が死ぬまで問題ないと思います。もちろん、後継者も探しますけどね」

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