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許家元、圧巻の完勝!【第72回NHK杯】
許家元九段(27)は10年連続10回目、表悠斗三段(17)は初出場で、今期最年少。冷静な棋風で知られる表はじっくりと打ち、チャンスをうかがったが、許の壁は厚く、ノーチャンスに終わった。解説は蘇耀国九段。本局で3回戦はすべて終了。ベスト8が出揃った。
〈第72回NHK杯3回戦・第8局〉
黒 表悠斗三段 白 許家元九段
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※最終譜のあとに棋譜再生機能があります。
〈第1譜〉1―18
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許は日本棋院東京本院、表は関西棋院の所属。今回が公式戦初対局となる。令和三羽烏の一角である許については紹介の必要はなかろう。
表は大阪こども囲碁道場の出身。吉川一四段とともに師範代表を務める小松大樹四段によると「皆にかわいがられています。穏やかで、おっとりとしていますが、碁に関しては意見をはっきりと言います」とのこと。さらに、「碁を打つ時の態度があまりよくない。それが今の課題」と師匠らしい一言を追加した。
黒1の三々は、からさを意識した初手。白8のハサミから18まではAI(人工知能)定石という。「白16で1図、1から3とするのは昔の定石。白が甘く、今は打つ人はいません。実戦の白18まで互角の立ち上がり」。
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