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富士田、3勝目【第49期棋聖戦リーグ】

Aリーグ

 第49期棋聖戦(主催・読売新聞社)Aリーグは6月17日、第5ラウンド最終局、富士田明彦七段―広瀬優一七段戦が日本棋院東京本院で行われた。
 Aは大混戦となっている。ここまで山下敬吾九段(リーグ序列1位)、河野臨九段(序列2位)、伊田篤史九段(4位)、林漢傑八段(7位)の4人が3勝2敗で同点首位だ。
 富士田(3位)と広瀬(7位)は対局前まで2勝2敗、勝ったほうが4人に並ぶ。結果は、富士田が白番1目半勝ちした。

 あと2ラウンド。勝数が同じになった場合、リーグ序列で順位が決まる。例えば、序列1位の山下が残り2勝0敗で打ち終える(5勝2敗になる)と他に5勝2敗が何人いても、序列上位の山下が優勝となる。山下に土がついて、序列2位の河野が連勝したら、河野が優勝だ。
 次回、首位5人の内、山下と富士田、河野と伊田が直接対決する。

首位に仲間入りした富士田
悔しさ一杯の広瀬

Bリーグ

 Bリーグは20日、B1組の蘇耀国九段―佐田篤史七段戦、2組の鈴木伸二八段―大竹優七段戦が東京本院で行われ、佐田と鈴木が勝利した。
 これでBも第5ラウンド終了。1組は村川大介九段と小山空也六段が4勝1敗で同点首位。2組は、大竹が勝てば4勝1敗となって洪爽義五段と同点首位だったが、負けたため、洪が単独首位。
 A同様、最終的に勝数が同じ場合、リーグ序列上位者が上になる。

蘇と佐田(右)の一戦。佐田が黒番中押し勝ち
鈴木(右)と大竹の一戦。鈴木が黒番中押し勝ち

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