役員新体制発足 武宮陽光六段が理事長に
7月9日、日本棋院の新理事長に武宮陽光六段(47)が就任した。理事会の推薦を経て、この日の評議員会と理事会で選出された。任期は2026年6月の定時評議員会終結の時まで、2年間。
武宮新理事長ほか常務理事は同日、日本棋院東京本院で会見を行った。
今年7月、日本棋院は創立100周年を迎えた。「囲碁は、日本の貴重な伝統文化の一つです。日本棋院はその歴史と伝統を継承し、さらに成長発展させる使命を負っています。ファンの皆さまの期待に応え、囲碁界に新しい風を吹き込み、より一層愛され親しまれる棋院になれるよう、微力ながら努めてまいる所存です」と、就任のあいさつを行った。
普及の拡大と財務改善の二本立て
さまざまな難しい問題をかかえる中、かじ取りを担うことになる武宮新理事長。「普及の拡大と財務改善」の二本立てで改革に臨むという。
ファンの拡大としては、時代の流れから「スマホコンテンツの充実」を目指す。財務の見直しとしては専門家からアドバイスを受けるとのこと。
「分不相応でありますが、分からないことを教えてくれる人には恵まれています。皆さんから教えていただき、よくしていきたい」と締めた。
なお、理事会では理事18人のうち、15人が改選。新任の理事による互選で武宮六段が理事長に選出された。7人の常務理事(大淵盛人九段、石田篤司九段、青木喜久代八段、奥村靖七段=新任、宮崎龍太郎七段、関達也四段=新任、風間隼四段=新任)も決まった。
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