第9回扇興杯女流囲碁最強戦決勝・前夜祭&囲碁フェスティバル2024
7月13日に「第9回扇興杯女流囲碁最強戦」(協賛・センコーグループホールディングス株式会社)の決勝前夜祭が、滋賀県のクレフィール湖東で行われた。まず、対局者である藤沢里菜女流本因坊と上野愛咲美女流立葵杯のコメントから紹介する。(決勝はネット対局「幽玄の間」、YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」で中継される)
藤沢里菜女流本因坊のコメント
「昨年の扇興杯ではベスト8で負けて、東近江市にもSENKO CUPにも出られず残念でしたので、今回決勝へ出ることができて嬉しい。東近江市にくると、ご飯もおいしくて1・5キロほど太っていてビックリしたんですけど、それだけ多くのご馳走を頂けて幸せだなと思っています(笑)。明日は蓄えた1・5キロ分のカロリーを消費して、頭をフル回転させて臨みたい」
上野愛咲美女流立葵杯のコメント
「扇興杯はベスト4に入れると、滋賀県でおいしいご飯も食べられて、素晴らしい環境で対局させて頂けますし、さらにSENKO CUPにも出場できるので、良いことが盛りだくさん。いつもベスト4を目指して頑張っています。準決勝では妹(梨紗女流棋聖)で、公式戦でも負けたことがある苦手な相手でしたが、運よく半目勝てました。決勝では里菜先生と打てるのが楽しみ」
決勝戦の見所解説
立会と大盤解説を務める金秀俊九段は「(日本の)女流囲碁界が、今までの歴史上、最強の強さを誇るのはセンコーグループ様のお陰だと思います。やっぱり、みんな準決勝に上がりたくてしょうがない。ベスト4に入るとSENKO CUPに出られますからね」と本棋戦の魅力を語った。
明日の決勝戦について「細かい勝負になると藤沢さん、戦いの碁になると上野さんに分があるかなと予想しています」と金九段。YouTube解説を務める松本武久八段は「上野さんはヨセの勉強をしていているので、ヨセ勝負の半目なら上野さん、中押しなら藤沢さんかなと思います」。
囲碁フェスティバル2024
7月13日に「囲碁フェスティバル2024」が滋賀県のクレフィール湖東で行われた。本イベントでは吉原由香里六段と井澤秋乃五段、中島美絵子三段、種村小百合三段、安田明夏初段の5名が出演し、指導碁やモニターで指導碁の解説が行われた。加えて、クラス別対局(4クラス合、計64名)が行われるなど囲碁三昧の日々を過ごせる。
イベント関係者によれば、2ヵ月前より準備を開始。今年はインターネットでの申し込み(QRなど)を強化され、大盛況となっただけでなく、遠方からこられるファンの方も増えたという。本イベントの様子を写真でご覧ください。
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