小林覚、1200勝達成!【第79期本因坊戦予選A】
1月22日に「第79期本因坊戦」(主催・毎日新聞社、特別協賛・大和証券グループ)の予選Aが日本棋院東京本院で行われ、小林覚九段が大表拓都四段に勝利し、公式戦1200勝(1200勝665敗1ジゴ)を達成した。次戦では本戦入りを賭けて、富士田明彦七段と対決する。
――デビュー50年で1200勝達成しました。
「僕としてはよくやったと思います。昔に『1000局打ったら一人前』と言われていました。『1000局打てればいいなあ』と子供の頃に思った訳ですけど、それより多いので上出来でしょうね。今思えばね」
――これまでの軌跡を振り返っていかがでしたか?
「若い頃はね、勝つ事にあまり感動がなかったんですよ。『どういう対局に勝つか』ということが大きくて。歳を取ってくると1勝が重くて、予選でも何でも勝つと嬉しいんですよね。そういった意味では、碁を長くやっていく良さはあるのかなという気がします」
――思い出の1勝は?
「一番嬉しかったのは坂田先生(二十三世本因坊坂田栄寿)に初めて勝った王座戦です。感想戦にならないぐらい嬉しくて、勝った中では一番印象に残っています」
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