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【日本女子囲碁リーグ】井澤秋乃五段インタビュー【チームセンコーグループ】

 日本女子囲碁リーグの「チームセンコーグループ」(スポンサー:センコーグループホールディングス株式会社)の井澤秋乃五段にインタビュー。本棋戦への意気込みからプライベートの話まで、盛りだくさんでお届けします。

井澤秋乃五段のプロフィール
 昭和53年(1978年)10月31日生。奈良県出身。平成10年入段、令和3年五段。高梨聖健九段は夫。日本棋院東京本院所属。

【主な実績】
2002年:
第6期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦者決定戦進出
2003年:第28期新人王戦本戦入り
2004年:第23期女流本因坊戦挑戦者決定戦進出
2016年:第1回扇興杯女流囲碁最強戦本戦入り
2017年:第2回扇興杯女流囲碁最強戦本戦入り
2018年:第30期女流名人戦挑戦者決定戦進出
2021年:第6回扇興杯女流囲碁最強戦本戦入り
2023年:第35期女流名人戦博多・カマチ杯リーグ入り
2024年:第43期女流本因坊戦本戦入り

日本女子囲碁リーグ概要
名称:第1回日本女子囲碁リーグ
主催:公益財団法人日本棋院
特別協賛:阪急電鉄株式会社(リーグスポンサー)
協賛:
■リーグスポンサー
三井住友カード株式会社
■チームスポンサー
(チームセンコーグループ)
センコーグループホールディングス株式会社
(チーム囲碁・将棋チャンネル)
株式会社囲碁将棋チャンネル
(チーム名古屋)
名古屋鉄道株式会社、株式会社スズケン、ブラザー工業株式会社、矢作建設工業株式会社
(チーム若鯉)
広島アルミニウム工業株式会社
(チーム福岡)
出光芳秀様
特別協力:日本経済新聞社
対局形式:5チームによる3名対3名のチーム対抗戦
持ち時間:持時間各1時間、使い切って1手30秒の秒読み
優勝賞金:500万円

「恩返しをする良い機会」と語った井澤五段

 ――今大会の意気込みを教えてください。
 「選ばれたことにビックリしています。センコーグループさんにはいつもお世話になってて、恩返しを何かしたいと考えていたので、良い機会を頂いたと思うので、精一杯頑張りたい」

 ――注目している棋士は?
 「チームメンバーを応援しているので、活躍してもらいたい気持ちはもちろんあります。(選手の中では)私は最年長で子供を持ちながら活動しているということで、他のママ達の活躍を注目していますし、一緒に頑張れればと思っています」

第36期女流名人戦博多・カマチ杯のリーグ入りを果たした井澤五段(右)

 ――囲碁とは?
 「ルールがシンプルで自由なゲームなので、自分のことを表現できる場だと思っています。例えば、実利派や模様派といった棋風の違いも出ますし、性格的な面も現れます」

 ――ファンの方へ一言お願いします。
 「初の試みである日本女子囲碁リーグを、女流棋士みんなで盛り上げていきたいと思いますので、ぜひ、みなさん注目して応援してくだされば嬉しいです」

プライベート編

 ――棋風を教えてください。
 「厚い棋風が好きなので、厚みを築いて攻めることができれば理想。攻めか守りかで言えば、攻めるタイプ。模様の碁で打った時期もあるのですが、うまくいかなかったので、地を取る方が得意です」

 ――好きな食べ物は?
 「焼肉が好きです。20代の頃から大好きで、大阪にいた頃は対局後に毎週行っていました。最近は、牛肉のハラミが好きです」

 ――嫌いな食べ物は?
 「ほとんど食べることはないのですが、鯨のお肉です」

 ――趣味やマイブームは?
 「子供が野球をしますし大好きなので、巨人戦を子供と一緒に見ています。自然と私自身も巨人ファンになりました。去年、甲子園や横浜スタジアムに観戦に行って面白かったので、今年もいきます。趣味は野球観戦です」

 ――最近始めたものは?
 「独身の頃から韓国ドラマを見るのが好きです。最近は時間を作れるようになったので、見る時があります」

 ――普段の勉強方法は?
 「ネット碁で対局するのと詰碁、研究会にいくこともあります。一番はネット碁で全体の6割です」

 ――ルーティンはありますか?
 「対局時に落ち着く香りがあって、対局前に首に塗ります。気持ちがスッキリしますし、リラックスできますね」

 ――無人島に何か1つ持っていけるのであれば、何を持って行きますか?
 「脱出する路線で船です」

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