学生ベストテンを決める全日本学生囲碁十傑戦（主催・朝日新聞社、全日本学生囲碁連盟、協力・株式会社パンダネット、関西学生囲碁連盟）の全国大会が11月18、19日の２日間、京都府京都市の「藤田塾」で開催され、全国８地区の代表と女子代表、計32名が集合した。
　学生十傑戦は今年で59回を数える伝統の大会。大学院生と高校生も予選に参加することができ、全国大会には６名の大学院生と慶應義塾高・高橋大地さんの出場があった。
　競技はトーナメント戦。決勝は、学生三冠の川口飛翔さん（３年）と初の大学タイトル獲得を目指す林朋哉さん（４年）の東大対決に。結果は、川口さんが白番中押し勝ちし、２度目の学生十傑一位に輝いた。
　川口「今回の大会は形勢が悪い時間帯が長く、優勝することができたのは非常に幸運でした。学生十傑戦は大学生になって初めて優勝することができた縁のある大会、とても嬉しいです」
　川口さんは昨年12月に学生王座戦を初優勝、今年３月には学生最強位戦も初優勝、８月になると学生本因坊連覇、そして学生十傑戦も制し、学生個人戦全制覇＝学生四冠の偉業達成である。

　今年度の十傑は以下の通り。
　高校生、高橋さんが十傑入りした。

〈第59回全日本学生十傑戦全国大会・決勝〉
黒　林朋哉（東大）　白　川口飛翔（東大）

棋譜再生はこちら

〈第１譜〉１―100

〈第２譜〉１―86　通算101―186

186手完、白中押し勝ち

※編集協力＝全日本学生囲碁連盟