井山裕太竜星は、１回戦で内田修平八段、２回戦で安斎伸彰八段を破っての準決勝進出。
　対する関航太郎九段は、１回戦で洪爽義五段、２回戦で六浦雄太八段を破っての準決勝進出。
　序盤、井山が巧みな捨て石でポイントを上げると、その後は関の猛攻を華麗にいなして勝利を決めた。
　解説は河野臨九段。

　これで、決勝戦のカードは井山対福岡航太朗七段に決まった。井山が３連覇を果たすか、それとも期待の若手・福岡が初優勝を決めるか、大いに楽しみだ。

〈第33期竜星戦決勝トーナメント準決勝・第２局〉
黒　井山裕太竜星　白　関航太郎九段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第１譜〉１―30

　井山の先番。黒23の切りに、白は25とツゲば無難だった。関は白24と抜き、黒25とアテさせてコウに持ち込む。白30まで、序盤早々フリカワリが発生した。