見出し画像

井山、激戦制す【第33期竜星戦】

 井山裕太竜星は7年連続14回目の決勝トーナメント進出。1回戦で内田修平八段に勝利し、2回戦進出を決めた。
 安斎伸彰八段は3年ぶり3回目の決勝トーナメント進出。1回戦で河野臨九段に勝利し、2回戦進出を決めた。
 コウが絡む難しい戦いを井山が制し、準決勝進出を決めた。安斎も最後まで奮戦したが、逆転は叶わなかった。
 解説は淡路修三九段。


〈第33期竜星戦決勝トーナメント2回戦・第4局〉
黒 安斎伸彰八段 白 井山裕太竜星

井山竜星(左)と安斎八段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―31

 安斎の先番。左下白20のハサミに対し、黒21、23の二段バネでサバキの調子を求める。
 黒31まで、黒は断点だらけだが問題ない。はじめから捨て石を視野に入れて打ち進めている。

ここから先は

1,856字 / 13画像
この記事のみ ¥ 220
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!