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山下、3勝目 【第49期棋聖戦リーグ】

Aリーグ

 第49期棋聖戦(主催・読売新聞社)Aリーグは5月23日、リーグ序列1位の山下敬吾九段と2位の河野臨九段が日本棋院東京本院で対戦した。ともにここまで2勝1敗、3勝目を挙げると林漢傑八段と並んで同点首位に立つ。結果は、山下の白番中押し勝ちとなった。
 同日、関西棋院では広瀬優一七段―呉柏毅六段戦が行われた。二人は前週に王座戦最終予選決勝で対戦しており、呉が本戦入りしたが、棋聖戦では広瀬がお返し、リーグ成績を2勝2敗とした。呉は1勝3敗に。
 これで第4ラウンド終了である。残りは3ラウンドだ。

棋聖は5期(4連覇1回)獲得している山下
手痛い1敗を喫した河野
広瀬(右)と呉の一戦。広瀬が白番5目半勝ち

Bリーグ

 Bリーグは5月20日、日本棋院東京本院で蘇耀国九段―小山空也六段戦が行われた。ここまで蘇は3連敗、小山は3連勝、対照的な二人である。結果は、蘇が初白星を手にした。
 23日には中部総本部で羽根直樹九段―張瑞傑六段戦が行われた。羽根は1勝2敗と黒星先行、張は3連敗。結果は羽根が星を五分に戻した。
 これでB1組は第4ラウンド終了となり、トップは、村川大介九段、志田達哉八段、そして小山の3名。3勝1敗で並んだ。
 B2組は一足早く第4ラウンドが終了しており、こちらも3名が3勝1敗でトップ。張栩九段、大竹優七段、洪爽義五段が並んでいる。
 BリーグもA同様、残りは3ラウンド。

蘇(左)と小山の一戦。蘇が黒番中押し勝ち
羽根(左)と張の一戦。羽根が白番中押し勝ち

Cリーグ開幕

 Cリーグが5月23日、ついに開幕した。四つあるリーグの中で序列最下位であるが、優勝すれば挑戦者決定トーナメントに出場することができ、そこで勝ち抜けば七番勝負の舞台へ。夢が膨らむ。

 Cは32名が出場し、5回戦を行う。出場メンバーは下表の通り。

 開幕戦は2局、日本棋院東京本院で三谷哲也八段―西岡正織四段戦、中部総本部で六浦雄太八段―酒井佑規五段戦が行われた。結果は、西岡と酒井が勝利を収めた。

三谷と西岡(右)の一戦。西岡が白番中押し勝ち
六浦と酒井(左)の一戦。酒井が黒番1目半勝ち

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