仲邑、初タイトルならず 崔精が5度目の優勝【第8回海成(ヘソン)女子棋聖戦決勝三番勝負(韓国)】
今年3月に韓国棋院へ移籍した仲邑菫三段が、日本人初の快挙となる韓国の国内タイトル獲得を目指して戦った「第8回海成(ヘソン)杯女子棋聖戦」の決勝三番勝負。その最終局となる第3局が、12月10日にソウル市にある韓国棋院「BADUK TV」スタジオで行われた。
対局の結果、韓国の「囲碁女王」崔精(チェ・ジョン)九段が、日本の「天才少女」仲邑菫三段の挑戦を退け、海成(ヘソン)杯女子棋聖戦で通算5回目の優勝を達成した。
(写真提供・韓国棋院&サイバーオロ)
仲邑三段は、今年の3月に韓国棋院へ移籍。6月10日に非公式大会である「第7回国際囲碁春香選抜大会<プロ春香部>」の決勝で、呉侑珍(オ・ユジン)九段に勝って優勝している。
※第7回国際囲碁春香選抜大会の記事はこちら
崔九段は、海成女子棋聖戦でこれまでに4回優勝している(第2、3、4、6回)。
ちなみに、過去7回開催された海成女子棋聖戦において、金多英(キム・ダヨン)五段(第1回)、呉侑珍(オ・ユジン)九段(第5回)、金恩持(キム・ウンジ)九段(第7回)が1回ずつ優勝している。
女子棋聖戦は国内女子棋戦のなかで最も賞金が高い棋戦である。
決勝三番勝負・第1局
12月3日(火)に打たれた決勝三番勝負第1局では仲邑三段が崔九段に勝ち、幸先の良いスタートを切った。
〈第8回海成(ヘソン)杯女子棋聖戦・第1局〉
黒 崔精九段 白 仲邑菫三段
258手完、白中押し勝ち
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