このコーナーは最新形の活用や主流の打ち方を紹介します。今回は小目の一間高バサミで現れる「足早な大ゲイマ受け戦法」。広く構えた長所を活かし、自由自在に立ち回れるのが本手法の特徴。実利重視で打ちたい方にとって、相性の良い打ち方かもしれません。

テーマ図「大ゲイマ受けの新型」

　黒２の大ゲイマ受けが最近現れた打ち方。白は右下を守るだけでは良くならないため、既に容易ではない局面となっています。

１図（軽快な石運び）

　白１と守られた場合、黒２以下と右辺の進出を止めて黒十分。白ａには黒ｂと補強する要領。

参考図１（大同小異）

　白１と受けられた場合も、黒２以下と右辺への進出を止める方針は変わず、黒が打てる進行です。