自身初の名人への熱い思い【第49期名人戦七番勝負第6局・一力新名人インタビュー】
初の名人を奪取して四冠となった一力遼新名人に、対局翌日の11月1日朝にインタビューが行われた。一力の「1」にちなむ1並びの日に、爽やかな笑顔で写真撮影とインタビューに応えた様子をご紹介する。
(記・内藤由起子)
名人への強い思い
――昨夜はよく眠れましたか。
「夜遅くまで張栩九段(立会)たちと詰碁をやっていたので、よく寝られました。第5局のとき、張心澄初段が『6局目に父(張栩九段)が詰碁をたくさん用意しています』と言っていましたので、それを楽しみにしていました」
――お祝いメッセージなど届いているのではないですか。
「はい、たくさんいただいて少しずつ実感がわいてきました」
――9月には応氏杯で優勝し、世界一になりました。そのときと名人奪取の違いなどはありますか。
「8月に応氏杯と名人戦が始まりました。どちらもとりたいタイトルで、どちらも結果を出せた。名人をとれば初めてなので、今回にかける思いは強かった」
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