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自身初の名人への熱い思い【第49期名人戦七番勝負第6局・一力新名人インタビュー】

 初の名人を奪取して四冠となった一力遼新名人に、対局翌日の11月1日朝にインタビューが行われた。一力の「1」にちなむ1並びの日に、爽やかな笑顔で写真撮影とインタビューに応えた様子をご紹介する。
(記・内藤由起子)

※朝日新聞デジタルはちら

第49期名人戦七番勝負第6局の概要
黒:芝野虎丸名人 白:一力遼棋聖
結果:236手完、白6目半勝ち
消費時間:黒7時間59分、白6時間54分
日付:10月30、31日
場所:千葉県木更津市「龍宮城スパホテル三日月
主催:朝日新聞社
立会:張栩九段
記録:伊藤優詩五段近藤登志希二段
新聞解説:河野臨九段
映像解説:蘇耀国九段
ネット対局『幽玄の間』解説:沼舘沙輝哉七段
※YouTube「囲碁将棋TV -朝日新聞社-」で中継
1日目はこちら、2日目はこちら
※棋譜再生はこちら

【対戦成績】
第1局:一力、黒中押し勝ち
第2局:一力、白1目半勝ち
第3局:芝野、白中押し勝ち
第4局:一力、白中押し勝ち
第5局:芝野、白中押し勝ち
第6局:一力、白6目半勝ち
※一力棋聖が4勝2敗で奪取


名人への強い思い

「名人戦にかける思いは強かった」と一力新名人

 ――昨夜はよく眠れましたか。
 「夜遅くまで張栩九段(立会)たちと詰碁をやっていたので、よく寝られました。第5局のとき、張心澄初段が『6局目に父(張栩九段)が詰碁をたくさん用意しています』と言っていましたので、それを楽しみにしていました」

 ――お祝いメッセージなど届いているのではないですか。
 「はい、たくさんいただいて少しずつ実感がわいてきました」

 ――9月には応氏杯で優勝し、世界一になりました。そのときと名人奪取の違いなどはありますか。
 「8月に応氏杯と名人戦が始まりました。どちらもとりたいタイトルで、どちらも結果を出せた。名人をとれば初めてなので、今回にかける思いは強かった」

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