第79期本因坊戦五番勝負第2局・前夜祭
5月22日に「第79期本因坊戦五番勝負」(主催・毎日新聞社)の第2局の前夜祭が、長野県「高山村保険福祉総合センター」で行われた。本日の検分から前夜祭の模様をお届けする。
一力遼本因坊インタビュー
――2年ぶり(第77期以来)の藤井荘で対局することになりました。
「前回も同じような時期で、美しい新緑が広がっていて印象に残っています。今年もこの地にくることができて光栄に思っています」
――第1局の印象はいかがでしたか?
「全体的にはそれなりに打てたかなと思いましたが、細かい部分で判断ミスがありましたので、修正点があるのかなと思いました」
――今年の番勝負、白番の方がよく勝たれています。本局は黒番ですが、意識されることはありますか?
「確かに、白番に偏っている印象がありますが、そこは意識せずに頑張っていきたい」
――挑戦者の余八段の印象は?
「本因坊戦をはじめ、他の棋戦でも対局することが多いので、余さんの良いところを吸収しながら成長していきたい」
余正麒八段インタビュー
――関西から藤井荘に来られるまで長旅でしたね。
「長野県にくるのは3度目で、藤井荘にくるのは初めてです。景色もお部屋も素晴らしくて、(長旅の疲れは)リフレッシュできます」
――第1局の印象を教えてください。
「内容的にはあまりよくなかったので、明日の対局でも良い内容の碁を打てるように頑張りたい」
――今年の番勝負は白番の方が勝たれています。その点は意識されていますか?
「特に意識はしていませんが、どちらと言えば、白番が好きです」
――本局が踏み止まれるか否か、重要な一戦となります。
「温泉など楽しみながら、持っている力を全て出し切れるように頑張りたい」
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