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芝野虎丸十段への挑戦権獲得を目指しトーナメント戦で争っている大和ハウス杯第62期十段戦(主催・産経新聞社)本戦。今週は12月4日に日本棋院関西総本部で井山裕太王座と村川大介九段戦が、7日には東京本院で山下敬吾九段―結城聡九段戦と許家元九段―洪爽義五段戦の合計3局が行われた。どれも2回戦だが、結城九段以外はトーナメントの組み合わせ上、実質初戦である。 結果は、井山王座、山下九段、許九段が勝利を収めた。
第49期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)の本戦が12月7日、日本棋院東京本院で始まった。 日本棋院の東京予選を勝ち抜いた13名、関西・中部合同予選通過者5名、関西棋院予選突破6名、シード6名、合計30名がトーナメント戦で争う。井山裕太碁聖への挑戦権を獲得するのはだれか。 開幕カードは、芝野虎丸名人―大川拓也三段戦だ。大川は関西棋院所属、有望若手である。 終盤に入った時点で「大川、金星か」という形勢に。しかし、錯覚としか思えない一手が出て、芝野の中押し勝ちになった。
第58回赤旗名人戦(正式名は、しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会)全国大会(11月開催)で頂点に立った硯川俊正さんが、プロの第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)予選に出場した。優勝の特典である。 12月7日、日本棋院東京本院、相手は近藤登志希二段だ。 「何人かいる知り合いの棋士とネットで対局してもらうなどして、準備してきました」と硯川さん。 近藤二段は、「硯川さんとは昔からの知った仲ですので大きなプレッシャーはありませんでしたが、事前に自分の碁の甘いところを何とかしなけれ
第3回テイケイグループ杯女流レジェンド戦(協賛・テイケイ株式会社ほか)本戦トーナメントは1回戦が進行中。12月7日、日本棋院東京本院で第6局、青木喜久代八段と吉田美香八段の東西対決が行われ、青木が黒番中押し勝ちした。 青木は女流名人をはじめ、数々の女流タイトルを手にしてきたレジェンド。総獲得数12は歴代3位である。 青木のコメントで本局を振り返ろう。
12月1日に第25回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦(主催・主管:韓国棋院、後援:株式会社農心)の第6戦が韓国・釜山の「ホテル農心」で行われた。日本の一力遼九段が出場するも、中国の謝爾豪九段に敗れ、中国の独走が続く流れとなった。第7戦では、韓国の朴廷桓九段が出場する。(写真提供・韓国棋院) 本棋戦の目玉「連勝ボーナス」 本棋戦は3連勝で1000万ウォンのボーナスが支給される。その後、1勝する毎に1000万ウォンが加算されていく。なお、最多連勝記録は第20回の范廷鈺九段、第2
11月25日から12月1日の手合成績【11月25日(土)】※左側が勝者、△は先番 三星火災杯ワールド囲碁マスターズ決勝三番勝負第1局 △丁浩九段(中国) 中押し 謝爾豪九段(中国) 【11月25、26日(土、日)】 広島アルミ杯・若鯉戦本戦 1回戦 △六浦雄太八段 中押し 大表拓都四段 △加藤千笑三段 中押し 外柳是聞五段 △三浦太郎三段 中押し 鶴田和志六段 小池芳弘七段 中押し △上野愛咲美若鯉杯 村本 渉四段 中押し △藤沢里菜女流本因坊 △佐田篤史七段
勝ち星ランキング ①一力 遼棋聖 44勝17敗 ②上野 梨紗二段 43勝19敗 ③上野愛咲美女流名人 38勝18敗 藤沢里菜女流本因坊 38勝19敗 ⑤六浦 雄太八段 36勝12敗 芝野 虎丸名人 36勝22敗 ⑦井山 裕太王座 35勝17敗 ⑧安達 利昌七段 33勝11敗 ⑨謝 依旻七段 32勝15敗 ⑩広瀬 優一七段 31勝11敗 ⑪富士田明彦七段 30勝17敗 志田 達哉八段 30勝18敗 ⑬福岡航太朗四段 28
昭和63年(1988)は二つの世界選手権の発足が話題となった。一つは日本が主催する世界選手権・富士通杯。もう一つは台湾の実業家、応昌期氏がスポンサーの応昌期杯プロ選手権(略して応氏杯)である。 世界選手権・富士通杯は第1、2期と武宮正樹が林海峰を破って優勝。第3期は林海峰、4期は趙治勲、5期は大竹英雄と日本勢が断然強みを発揮した。4年に一回開催される応氏杯は、優勝賞金40万ドル(現在の為替レートで約6千万円)と高額で注目された。コミの8点(日本ルールでは7目半に相当)も独
「ベスポジを探せ!」は毎日1題出題します。対象は級位者以上です。布石の基礎力作りに役立ててください! 第80回「広さを活かす」〈黒番〉守るより広さが重視される場合があります。 ※正解図と失敗図は下図を参照ください。 〈正解〉黒1と右上の模様を広げるのが好判断。左上の黒は捨てる要領で打つイメージです。 〈失敗〉黒1と逃げ出した場合、白2と上辺を占められて、右辺の黒模様の規模が小さくなってしまう。
11月24日に「第18回広島アルミ杯・若鯉戦」の前夜祭が行われた。本大会史上初の2連覇を果たした上野愛咲美若鯉杯を含めた、有望な若手が集結。1回戦の抽選結果と出場する16名の棋士全員の抱負をまとめました。 【本戦1回戦の組み合わせ】 六浦雄太八段―大表拓都四段 外柳是聞五段―加藤千笑三段 鶴田和志六段―三浦太郎三段 上野愛咲美若鯉杯―小池芳弘七段 藤沢里菜女流本因坊―村本渉四段 横塚力七段―佐田篤史七段 広瀬優一七段―上野梨紗二段 牛栄子扇興杯―桑原樹初段 六浦雄太八段
このコラムは学校囲碁普及の活動を取材しタイトルの通りミライが育つ現場を紹介するもの。 1回目は早稲田大学。小長井克八段の授業「囲碁入門講座」を紹介する。 2015年の開始から黒瀧正憲八段が担当していたが、2020年小長井八段にバトンタッチして現在に至る。今期の受講者数は30名で、授業は1日2コマ(1コマ100分)で7週全14コマの日程で囲碁のルールを学んでいく。 授業の内容は学生同士での実戦対局や、講師の小長井八段がパソコンを使って演習問題や棋譜の解説を行っていく。
昭和50年代なかばから60年代にかけて、若手四天王と呼ばれたのは、片岡聡、山城宏、小林覚、王立誠である。この中で最も早く脚光を浴びたのは片岡だった。21歳で加藤正夫と天元戦五番勝負を争い、ストレートで敗れたものの、その3年後の昭和57年には天元戦挑戦手合で加藤を3勝2敗で降して初タイトル獲得。翌58年は淡路修三の挑戦を3勝1敗で降して天元連覇。以上は第76回でお伝えしたとおりである。 片岡に続いてタイトル戦を賑わしたのは山城宏だった。山城は昭和61年、62年と本因坊戦に連
「ベスポジを探せ!」は毎日1題出題します。対象は級位者以上です。布石の基礎力作りに役立ててください! 第69回「力関係の要所」〈黒番〉石の力関係に影響を与える好点があります。 ※正解図と失敗図は下図を参照ください。 〈正解〉黒1と右辺を占めるのが好点。右下の白への攻めを狙えるのも黒の自慢。 〈失敗〉黒1と大場に走るのは、白2など右辺を占められて機を逸する。
勝ち星ランキング ①一力 遼棋聖 42勝16敗 ②上野 梨紗二段 40勝17敗 ③上野愛咲美女流名人 36勝17敗 ④藤沢里菜女流本因坊 35勝17敗 芝野 虎丸名人 35勝22敗 ⑥井山 裕太王座 34勝17敗 ⑦六浦 雄太八段 33勝10敗 ⑧安達 利昌七段 32勝10敗 ⑨謝 依旻七段 30勝15敗 富士田明彦七段 30勝17敗 ⑪広瀬 優一七段 27勝10敗 志田 達哉八段 27勝18敗 ⑬福岡航太朗四段 2
11月11日から11月17日の手合成績【11月13日(月)】※左側が勝者、△は先番 大和ハウス杯十段戦本戦1回戦 △孫 喆七段 中押し 外柳是聞五段 王座戦予選A △仲邑信也九段 1目半 福岡航太朗四段 天元戦予選A △山田規三生九段 中押し 三戸秀平二段 △彦坂直人九段 中押し 川田晃平六段 十段戦予選C △西村慶二八段 中押し 武宮正樹九段 △楊 嘉栄九段 中押し 宋 光復九段 青木紳一九段 中押し △谷口敏則七段 △寺山 怜六段 中押し 酒井真樹
張栩九段は3年ぶり13回目、関航太郎天元は初めての決勝トーナメント進出。張が得意のヨセで少しずつポイントを重ね、勝利を引き寄せた。解説は片岡聡九段。 〈第32期竜星戦決勝トーナメント1回戦・第4局〉 黒 関航太郎天元 白 張栩九段 ※棋譜再生は最終譜のあとにございます 〈第1譜〉1―30